仮想FM音源YM-2609
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/19 16:15 UTC 版)
「梅本竜」の記事における「仮想FM音源YM-2609」の解説
前述の「仮想FM音源YM-2609」は、PC-9801シリーズの最初期に事実上の標準音源として搭載された「FM音源3ch+SSG(デューティ比固定)3ch」と言う性能をもつFM音源YM2203から、「FM音源6ch+YM2203と同仕様のSSG3ch+ADPCM1ch+リズム音源」とFM音源のサウンド数を倍にして、PCMチャンネルとリズム音源を追加した、PC-9801シリーズ中後期に搭載されたFM音源YM2608への進化を追うように作られており、FM音源12ch+SSG(デューティ比可変)12ch+PCM3ch+リズム音源と、FM音源のチャンネル数をYM2608と比べて更に倍にして、SSGはチャンネル数を増加させるだけでは無くデューティ比を可変にする事で、PC-9801のシリーズを通じて同じサウンドだったSSG音源を、サウンド面から進化させた形になっている。 この仕様により当時のチップでは成し得無かった、アナログシンセサイザーでの音声合成のようなテクニックも応用出来るようになっており、SSGのデューティ比を変え複数の音をユニゾンさせる事で、シンセストリングスのようなサウンドを出すことも可能になっている。 この仮想音源は『DESIRE 背徳の螺旋』のサウンドトラックのみならず、他のプロジェクトでも使用していた。
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