仮想PC方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 04:23 UTC 版)
サーバベース方式における機能集約とマルチユーザの得失と、ブレードPC方式のシングルユーザーと機能重複の得失の組み合わせと看做せる、後発の仕組み。高性能サーバ上でVMwareやXenなどのハイパーバイザを使用して仮想マシンを多数実行することにより、機能集約を実現する。ユーザーは個々の仮想マシンに接続してシングルユーザーのクライアントOSを使用する。 当初はサーバやネットワークの性能の制約から性能と価格を均衡させることが困難で費用の高騰もしくは性能不足でクライアントPCと比較に足る水準足り得なかった。また、クライアントPCでは個々のユーザーに転嫁されていたクライアントOS管理の煩雑化が表面化してきた。これらについては、サーバやネットワーク性能の向上により、さらには、ハイパーバイザベンダーによるクライアント管理手段の提供により、大手企業から利用が進みつつある。
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