富士通レッドウェーブとは? わかりやすく解説

富士通レッドウェーブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/15 13:11 UTC 版)

富士通レッドウェーブ
FUJITSU Redwave
呼称/略称 富士通
愛称 レッドウェーブ
所属リーグ Wリーグ
ディビジョン プレミア
創設年 1985年
チーム史 富士通女子バスケットボール部
(1985年 - 1993年)
富士通レッドウェーブ
(1993年 - )
本拠地 神奈川県川崎市
チームカラー    
企業 富士通
代表者 丸山茂実
ヘッドコーチ BT・テーブス
公式サイト 公式ウェブサイト
ホーム
アウェイ
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富士通レッドウェーブ (FUJITSU Redwave) は、バスケットボール女子日本リーグに所属する富士通の女子バスケットボール部。活動拠点は神奈川県川崎市[1]

概略

ホームゲームは川崎市中原区とどろきアリーナなどで開催。練習場は中原区の富士通川崎工場にある。

1985年に創部し関東実業団4部リーグに参加。

1989年日本リーグ2部、1995年に日本リーグ1部へ昇格するが、その後は昇格と降格を繰り返す。1999年のWリーグ発足の際は下部リーグのW1リーグ所属となり、2001年にはシャンソン化粧品で活躍した元韓国代表の李玉慈がヘッドコーチに就任し、このシーズンのW1リーグで優勝。2002年からWリーグに復帰し定着。

2004年9月には川崎市ホームタウンスポーツ推進パートナーに認定され、ユニフォーム短パンに「KAWASAKI」と入れプレー。ホームゲームへの市民招待、バスケットボールクリニックの開催、トークショーへの参加などを行い、地域への活動に積極的に関わるようになった。

この年にはシャンソンの強豪化に導いた中川文一をヘッドコーチに迎え、翌年にはJOMOから矢野良子が移籍。2006年1月に全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン)で優勝し、Wリーグを含めて初タイトルを獲得。翌2007年1月、2008年1月の同大会にも優勝し、3連覇を果たした。 さらに第9回Wリーグでは、レギュラーシーズン2位ながら悲願の初優勝を果たし、オールジャパンと2冠を達成した。

2009年、中川ヘッドコーチが日本代表ヘッドに就任するため勇退。岡里明美アシスタントコーチがヘッドに昇格した。岡里HCは2012年に退任、薮内夏美ACがHCに昇格。

2014年、薮内HCが退任、前年からアソシエイトコーチに就任していたBT・テーブスがHCに就任。

現在は二軍チームも存在し、神奈川県実業団連盟に所属している。全国タイトルは計4回。

マスコットは海鷲がモチーフの『レッディ』。名前の由来は「Red」と「Ready To Go」[2]

沿革

2008年11月15日川崎市とどろきアリーナ

主な成績

年度 リーグ レギュラーシーズン プレイオフ 最終結果 皇后杯
順位
1999-00 WIリーグ 1 7 7 4位 --- 2回戦
2000-01 2 13 2 2位 入替戦0勝2敗
2001-02 3 13 2 1位 入替戦0勝2敗 Wリーグ昇格[3]
2002-03 Wリーグ 4 7 14 5位 --- 5位
2003-04 5 15 6 3位 SF敗退 3位
2004-05 6 10 11 5位 --- 5位 ベスト8
2005-06 7 16 12 3位 SF敗退 3位 優勝(1)
2006-07 8 22 6 1位 F 2勝3敗 準優勝 優勝(2)
2007-08 9 22 6 2位 F 3勝2敗 優勝(1) 優勝(3)
2008-09 10 16 12 3位 SF敗退 4位 準優勝
2009-10 11 19 9 3位 SF敗退 3位 ベスト4
2010-11 12 15 13 4位 SF敗退 4位 準優勝
2011-12 13 17 11 4位 SF敗退 4位 ベスト8
2012-13 14 21 8 3位[4] SF敗退 3位 ベスト4
2013-14 15 23 10 4位 SF敗退 4位 ベスト4
2014-15 16 24 6 2位 F 0勝3敗 準優勝 ベスト4
2015-16 17 18 6 2位 F 1勝3敗 準優勝 ベスト4
2016-17 18 19 8 3位 QF敗退 5位 準優勝
2017-18 19 22 11 5位 QF敗退 5位 ベスト4
2018-19 20 15 7 5位 SQF敗退 7位 ベスト4
2019-20 21 13 3 3位 中止 --- 4回戦
2020-21 22 12 4 東2位 SF敗退 3位タイ ベスト8
2021-22 23 17 3 5位 F 0勝2敗 準優勝 ベスト4
2022-23 24 16 10 5位 QF敗退 6位 ベスト4
2023-24 25 23 3 1位 F2勝1敗 優勝(2) ベスト4
2024-25 プレミア 28 23 5 1位 F3勝2敗 優勝(3) 優勝(4)
  • F:ファイナル、SF:セミファイナル、QF:クォーターファイナル、SQF:セミクォーターファイナル

個人賞

  • コーチ・オブ・ザ・イヤー
    • Wリーグ2003-04 李玉慈
  • ベスト5
  • 平均得点
    • W1リーグ2000-01 張玉淡
    • W1リーグ2001-02 船引かおり
  • フィールドゴール成功率
    • W1リーグ2000-01 守屋志保
    • W1リーグ2001-02 守屋志保
  • 3ポイントシュート成功率
    • W1リーグ2000-01 張玉淡
  • フリースロー成功率
    • W1リーグ2001-02 小堺みさき
    • Wリーグ2002-03 船引かおり
    • Wリーグ2003-04 船引まゆみ
  • アシスト賞
    • W1リーグ2000-01 船引かおり
  • スティール
    • W1リーグ1999-2000 川代眞紀子

選手とスタッフ

現行ロースター

選 手 スタッフ
Pos # 名前 年齢 身長  体重 出身
SG 2 林真帆 23 (2002/2/22) 1.74 m (5 ft 9 in) 66 kg (146 lb) 東京医療保健大学 
PG 3 桐原麻尋 23 (2001/11/17) 1.65 m (5 ft 5 in) 56 kg (123 lb) 白鷗大学 
SG 7 林咲希 30 (1995/3/16) 1.73 m (5 ft 8 in) 65 kg (143 lb) 白鷗大学 
C 8 ジョシュア・ンフォンノボン・テミトペ 25 (2000/3/18) 1.90 m (6 ft 3 in) 77 kg (170 lb) 東京医療保健大学 
PG 9 赤木里帆 26 (1998/8/4) 1.67 m (5 ft 6 in) 64 kg (141 lb) 東京医療保健大学 
PG 10 町田瑠唯 32 (1993/3/8) 1.62 m (5 ft 4 in) 57 kg (126 lb) 札幌山の手高等学校 
SF 12 奥伊吹 (バスケットボール) 27 (1998/4/10) 1.74 m (5 ft 9 in) 75 kg (165 lb) 松蔭大学 
PG 13 安江沙碧梨 24 (2001/1/17) 1.71 m (5 ft 7 in) 57 kg (126 lb) 日本体育大学 
PF 17 山下詩織 25 (2000/2/17) 1.84 m (6 ft 0 in) 72 kg (159 lb) 白鷗大学 
C 18 藤本愛妃 27 (1998/2/11) 1.79 m (5 ft 10 in) 73 kg (161 lb) 東京医療保健大学 
SF 25 内尾聡菜 27 (1997/8/16) 1.77 m (5 ft 10 in) 65 kg (143 lb) 福岡大学附属若葉高等学校 
SG 27 江良萌香 26 (1998/6/30) 1.71 m (5 ft 7 in) 63 kg (139 lb) 聖カタリナ学園高等学校 
SF 45 伊森可琳 24 (2000/5/10) 1.78 m (5 ft 10 in) 68 kg (150 lb) 東京医療保健大学 
PF 52 宮澤夕貴  31 (1993/6/2) 1.83 m (6 ft 0 in) 73 kg (161 lb) 神奈川県立金沢総合高等学校 
PF 81 宮下希保 26 (1998/10/6) 1.78 m (5 ft 10 in) 76 kg (168 lb) 足羽高等学校 
ヘッドコーチ
BT・テーブス
アシスタントコーチ
日下光
後藤祥太

歴代ヘッドコーチ

  1. 丸山茂実
  2. 李玉慈
  3. 中川文一
  4. 岡里明美
  5. 薮内夏美
  6. BT・テーブス
  7. 小滝道仁

過去の主な所属選手

脚注

  1. ^ a b c レッドウェーブについて公式サイト2021年8月24日閲覧
  2. ^ レッディ紹介公式サイト2021年8月23日閲覧
  3. ^ 日立戸塚が休部のため
  4. ^ レギュラーシーズンとプレイオフファーストラウンド合計

関連項目

外部リンク


富士通レッドウェーブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 04:19 UTC 版)

川崎市ホームタウンスポーツ推進パートナー」の記事における「富士通レッドウェーブ」の解説

バスケットボール(Wリーグ中原区とどろきアリーナホームゲーム開催練習場中原区主な成績Wリーグ優勝1回2007-08年)、準優勝1回2006-07年)、第3位2回(2003-04年、2005-06年) 全日本総合バスケットボール選手権大会優勝3回2006年、2007年2008年)、準優勝2回(2004年2009年推進パートナー認定2004年9月13日 主なホームタウン活動ホームタウンゲームへの市民招待 試合用ジャージに「KAWASAKI」と入れてアピール 市内小学校における「ふれあい教室」でバスケットボール指導 バスケットボール教室開催 地域イベントへの参加

※この「富士通レッドウェーブ」の解説は、「川崎市ホームタウンスポーツ推進パートナー」の解説の一部です。
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