WJBL 2024-25
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WJBL 2024-25(第26回Wリーグ)は、2024年10月11日から2025年4月14日で開催されたバスケットボール女子日本リーグ。
富士通レッドウェーブが2シーズン連続3回目の優勝を果たした。
概要
このシーズンから13シーズンぶりに2部制となった。前シーズンの成績をもとに1部にあたる8チームによるWリーグプレミアと2部にあたる6チームによるWリーグフューチャーに再編された[1]。
また大樹生命がタイトルパートナーとなり、大樹生命 Wリーグ 2024-25として行われることとなった[2]。
参加チーム
Wリーグプレミア
チーム名 | 前シーズン 成績 |
備考 |
---|---|---|
富士通レッドウェーブ | 優勝 | |
デンソーアイリス | 準優勝 | |
ENEOSサンフラワーズ | 3位 | |
シャンソン化粧品シャンソンVマジック | 4位 | |
トヨタ自動車アンテロープス | 5位 | |
トヨタ紡織サンシャインラビッツ | 6位 | |
日立ハイテク クーガーズ | 7位 | |
アイシン ウィングス | 8位 |
Wリーグフューチャー
チーム名 | 前シーズン 成績 |
備考 |
---|---|---|
三菱電機コアラーズ | 9位 | |
東京羽田ヴィッキーズ | 10位 | |
山梨クィーンビーズ | 11位 | |
新潟アルビレックスBBラビッツ | 12位 | |
プレステージ・インターナショナル アランマーレ | 13位 | |
姫路イーグレッツ | 14位 |
競技方法
レギュラーシーズン
プレミアは8チームによる4回戦総当たりのリーグ戦(1チームあたり28試合)。フューチャーは6チームによる5回戦総当たりのリーグ戦(1チームあたり25試合)となる。試合の主管については、クラブチーム(東京羽田、山梨QB、新潟、アランマーレ秋田、姫路)の主管会場はクラブ自らが、それ以外 すべての試合はWリーグおよび各開催都市協会が主管として開催される[3]。
プレーオフ
プレミアのプレーオフはレギュラーシーズン終了後、3月~4月に開催される。レギュラーシーズンの上位4チームによるトーナメントとなる。セミファイナル(1回戦相当)は、レギュラーシーズン1位 - 4位と2位 - 3位により2戦先勝方式で開催される。ファイナル(優勝決定戦)は、セミファイナルの勝者により3戦先勝方式で開催される[4]。
プレーオフに進出したチームのうち、セミファイナルで敗れたチームの最終順位は、レギュラーシーズン上位チームが上位の順位となる。プレーオフに進出できなかったチームはレギュラーシーズンの順位が最終順位となる。
入れ替え
プレミアとフューチャーとの入れ替えはプレミア8位とフューチャー1位は自動入れ替えを行い、プレミア7位とフューチャー2位で入れ替え戦を行う[4]。
結果
レギュラーリーグ順位
プレミア
順位 | チーム名 | 勝 | 敗 | 勝率 | 備考 |
1 | 富士通 | 23 | 5 | .821 | Wリーグプレーオフ 2024-25進出 |
2 | デンソー | 23 | 5 | .821 | |
3 | シャンソン | 15 | 13 | .536 | |
4 | ENEOS | 14 | 14 | .500 | |
5 | トヨタ自動車 | 13 | 15 | .464 | |
6 | トヨタ紡織 | 11 | 17 | .393 | |
7 | アイシン | 9 | 19 | .321 | Wリーグディビジョン入替戦2024-25出場 |
8 | 日立ハイテク | 4 | 24 | .143 | 2025-26 Wリーグフューチャーへ自動降格 |
- 富士通とデンソーは勝率が同率で対戦成績も2勝2敗だったが得失点差で富士通が上だったので富士通が上位
フューチャー
順位 | チーム名 | 勝 | 敗 | 勝率 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 東京羽田 | 22 | 3 | .880 | 2025-26 Wリーグプレミアに自動昇格 |
2 | 三菱電機 | 19 | 6 | .760 | Wリーグディビジョン入替戦2024-25出場 |
3 | 山梨 | 13 | 12 | .520 | |
4 | 新潟 | 11 | 14 | .440 | |
5 | プレステージ・インターナショナル | 8 | 17 | .320 | |
6 | 姫路 | 2 | 23 | .080 |
プレーオフ
前シーズンに続いて京王電鉄がタイトルスポンサーで京王 Presents Wリーグプレーオフ 2024-25として行われた[7]。
セミファイナル
戦 | チーム | 試合日 | スコア | チーム | 会場 |
---|---|---|---|---|---|
1 | デンソー(2位) | 3月29日 | 66-76[8] | シャンソン(3位) | スカイホール豊田 |
2 | 3月30日 | 67-52[9] | |||
3 | 3月31日 | 78-73[10] | |||
1 | 富士通(1位) | 3月29日 | 78-64[11] | ENEOS(4位) | |
2 | 3月30日 | 78-64[12] |
ファイナル
戦 | チーム | 試合日 | スコア | チーム | 会場 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 富士通(1位) | 4月5日 | 69-49[13] | デンソー(2位) | 武蔵野の森総合スポーツプラザ |
2 | 4月6日 | 67-69[14] | |||
3 | 4月12日 | 57-76[15] | |||
4 | 4月13日 | 64-35[16] | |||
5 | 4月14日 | 75-60[17] |
プレーオフ個人賞
プレーオフの個人賞は、以下の通り[18]。
MVP
- 町田瑠唯(富士通)
ベスト5
入れ替え戦
3戦制で先に2勝した方が2025-26シーズンのプレミア参戦となる[7]。
戦 | チーム | 試合日 | スコア | チーム | 会場 |
---|---|---|---|---|---|
1 | アイシン(プレミア・7位) | 3月15日 | 81-52[19] | 三菱電機(フューチャー・2位) | 国立代々木競技場第二体育館 |
2 | 3月16日 | 62-60[20] |
この結果、アイシンの2勝0敗で2025-26シーズンのプレミア残留が決定[21]。
アウォード
プレミア
部門 | 受賞者 | チーム |
---|---|---|
レギュラーシーズンMVP | 町田瑠唯 | 富士通 |
ルーキー・オブ・ザ イヤー | ディマロ・ジェシカ・ワリエビモ・エレ | トヨタ紡織 |
コーチ・オブ・ザ・イヤー | BT・テーブス | 富士通 |
ベストディフェンダー | 佐藤由璃果 | シャンソン化粧品 |
ベスト6thマン | 宮下希保 | 富士通 |
レフリー・オブ・ザ・イヤー | 渡邊諭 |
ベスト5
ポジション | 受賞者 | チーム |
---|---|---|
ガード | 町田瑠唯 | 富士通 |
シューティングガード | 白崎みなみ | シャンソン化粧品 |
スモールフォワード | 吉田舞衣 | シャンソン化粧品 |
パワーフォワード | 宮澤夕貴 | 富士通 |
センター | イゾジェ・ウチェ | シャンソン化粧品 |
リーダーズ
部門 | 受賞者 | チーム | 記録 |
---|---|---|---|
得点 | 渡嘉敷来夢 | アイシン | 14.71点 |
アシスト | 町田瑠唯 | 富士通 | 9.39本 |
リバウンド | ディマロ・ジェシカ・ワリエビモ・エレ | トヨタ紡織 | 15.36本 |
スティール | 佐藤由璃果 | シャンソン化粧品 | 1.75本 |
ブロックショット | イゾジェ・ウチェ | シャンソン化粧品 | 1.79本 |
フィールドゴール成功率 | イゾジェ・ウチェ | シャンソン化粧品 | 57.19% |
フリースロー成功率 | 赤穂ひまわり | デンソー | 87.50% |
3P成功率 | 宮澤夕貴 | 富士通 | 42.52% |
フューチャー
部門 | 受賞者 | チーム |
---|---|---|
レギュラーシーズンMVP | 笠置晴菜 | 三菱電機 |
ルーキー・オブ・ザ イヤー | 樋口鈴乃 | プレステージ・インターナショナル |
コーチ・オブ・ザ・イヤー | 萩原美樹子 | 東京羽田 |
ベストディフェンダー | 河村美侑 | 新潟 |
ベスト6thマン | 本橋菜子 | 東京羽田 |
ベスト5
ポジション | 受賞者 | チーム |
---|---|---|
ガード | 笠置晴菜 | 三菱電機 |
シューティングガード | 千葉歩 | 東京羽田 |
スモールフォワード | 髙原春季 | 東京羽田 |
パワーフォワード | 小菅由香 | 三菱電機 |
センター | 栗林未和 | 東京羽田 |
リーダーズ
部門 | 受賞者 | チーム | 記録 |
---|---|---|---|
得点 | 樋口鈴乃 | プレステージ・インターナショナル | 14.04点 |
アシスト | 土田帆乃香 | 山梨 | 5.68本 |
リバウンド | ニアン・ンディ・クンバ | プレステージ・インターナショナル | 11.61本 |
スティール | 河村美侑 | 新潟 | 1.84本 |
ブロックショット | 栗林未和 | 東京羽田 | 0.64本 |
フィールドゴール成功率 | ニアン・ンディ・クンバ | プレステージ・インターナショナル | 53.89% |
フリースロー成功率 | 御子柴百香 | 姫路 | 82.02% |
3P成功率 | 千葉歩 | 東京羽田 | 42.35% |
脚注
- ^ “【バスケ】Wリーグが24ー25シーズンから2部制に リーグ名は「プレミア」「フューチャー」”. 日刊スポーツ. (2023年7月6日) 2024年9月14日閲覧。
- ^ 『Wリーグのタイトルパートナーに「大樹生命保険株式会社」が決定』(プレスリリース)Wリーグ、2024年9月4日 。2024年9月14日閲覧。
- ^ 『第26回Wリーグ 試合日程決定』(プレスリリース)Wリーグ、2024年6月3日 。2024年9月14日閲覧。
- ^ a b “Wリーグが2024年秋から2ディビジョン制で実施と発表”. 月間バスケットボール. (2023年7月6日) 2024年9月14日閲覧。
- ^ 『『大樹生命 Wリーグ 2024-25シーズン』Wプレミア順位決定およびプレーオフ試合時間決定のお知らせ』(プレスリリース)2025年3月9日 。2025年4月27日閲覧。
- ^ 『『大樹生命 Wリーグ 2024-25シーズン』Wフューチャー順位決定のお知らせ』(プレスリリース)2025年3月2日 。2025年4月27日閲覧。
- ^ a b 『『Wリーグ ディビジョン入替戦 2024ー25』および『京王電鉄 presents Wリーグプレーオフ 2024ー25』記者会見レポート』(プレスリリース)Wリーグ、2025年3月12日 。2025年4月27日閲覧。
- ^ デンソーvsシャンソン・レポート
- ^ デンソーvsシャンソン・レポート
- ^ デンソーvsシャンソン・レポート
- ^ 富士通vsENEOS・レポート
- ^ 富士通vsENEOS・レポート
- ^ 富士通vsデンソー・レポート
- ^ 富士通vsデンソー・レポート
- ^ 富士通vsデンソー・レポート
- ^ 富士通vsデンソー・レポート
- ^ 富士通vsデンソー・レポート
- ^ 『『京王電鉄 presents Wリーグプレーオフ2024-25 ファイナル』富士通レッドウェーブが優勝!プレーオフMVPは町田瑠唯選手』(プレスリリース)Wリーグ、2025年4月14日 。2025年4月27日閲覧。
- ^ アイシンvs三菱電機・レポート
- ^ アイシンvs三菱電機・レポート
- ^ 『『Wリーグ ディビジョン入替戦 2024-25』アイシン ウィングス 残留決定のお知らせ』(プレスリリース)Wリーグ、2025年3月16日 。2025年4月27日閲覧。
関連項目
- WJBL_2024-25のページへのリンク