8両編成7000番台(V編成)
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「新幹線500系電車」の記事における「8両編成7000番台(V編成)」の解説
526-7204の走行音(859A こだま859号、6号車) (山陽新幹線 小倉駅 - 博多駅間 2010年2月27日) この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 2007年にN700系が営業運転を開始と同系の増備により、500系は2010年2月に定期列車の「のぞみ」の運用から離脱し、余剰となった9編成のうち、量産先行車のW1編成を除く8編成(W2 - W9編成)については、2008年から2010年にかけて8両編成の7000番台(V編成)への改造が行われた。このため、V1編成は欠番となっている。 2007年10月20日付の各社報道で、500系を16両から8両に減車(余剰となる中間車は廃車)するとされたが、2007年12月のJR西日本定例社長会見で5編成を順次8両化し、2008年12月以降は山陽新幹線内の「こだま」として運用すると正式発表された。このうち、W3編成が最初に営業運転から離脱し8両化改造工事を受けたのちV3編成を名乗り、2008年3月28日(改造日も同日付)に博多総合車両所で報道公開された。その後、V2, V4 - V9編成も改造工事を終え、試運転を経て営業運転に充当された。 V編成は全車普通車で、4 - 6号車(このうち6号車は元グリーン車516形改造の526形7200番台)は2列+2列の指定席、そのほかの車両は3列+2列の自由席である。V編成を組成する車両はW編成の号車番号によるところの、博多方から1・2・3・4・13・10・11・16号車に当たる。車両番号は元番号+7000(6号車の526形7200番台は元番号+7200)とされた。 カラーリングはW編成時代から変更されていない。なお、組成から外れた車両は廃車となった。 なお、最高運転速度は285km/hとされている。8両編成化に伴い、パンタグラフの変更だけでなく、車体形状によりパンタグラフのカバー側壁の設置がなされなかったことや、短い編成中に重量機器が集中し300km/h運転が環境基準の面で不可能とされたことも最高285km/hに落とされた理由とされている。 V編成は2008年12月1日から運用が開始されたが、このときは主に0系と入れ替わる形になっていた。2009年3月14日改正からは、通勤・通学や帰宅時間帯の朝晩に重点的に運用が組まれた。これは、ほかの「こだま」用車両よりも定員が多いためである。 山陽新幹線「こだま」運用編成 車両定員の比較号車12345678計0系(R編成)56名 84名 48名 76名 76名 60名 400名100系(P編成)52名 80名 58名 60名 250名100系(K編成)52名 80名 58名 72名 72名 60名 394名500系(V編成)53名 100名 78名 78名 74名 68名 51名 55名 557名700系(E編成)65名 100名 80名 80名 72名 72名 50名 52名 571名N700系(S編成,R編成)60名 100名 80名 80名 72名 60名(普通席36名,グリーン席24名) 38名 56名 546名
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