8両編成化に伴う中間車製造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 22:46 UTC 版)
「京阪2200系電車」の記事における「8両編成化に伴う中間車製造」の解説
形式2380竣工T 車両番号 2381 1985年3月 2382 2383 2384 2385 架線電圧の昇圧により長年通勤輸送の足枷となっていた最長7両編成という制約から解放され、1985年から淀屋橋 - 樟葉間で8両編成の列車を運転するにあたって新たに本系列の7両編成に増結するための付随車(2380番台)が17年ぶりに5両新造された。2380番台は2600系30番台の付随車をベースにしている。これにより、本系列は103両となった。 当時の最新鋭車であった6000系ではなく本系列を8両化したのは、当時8両運転が朝夕ラッシュ時限定だったことに加えて、京都寄りの東福寺 - 三条間の地下化工事が進行中で、その完成(1987年5月)に合わせて急行停車駅でのホーム延伸工事を実施して本線全線で8両編成を運行する予定になっていたためである。この工事が終わっていない時点で6000系を8両化すると、8両編成に対応していない京都方に乗り入れできず、当時の最新型車両が8両編成のみ稼働率が著しく落ちる問題を回避するためであった。 また、この2380番台の製造をもって、1959年(昭和34年)登場の2000系から続いた、モノコック構造のいわゆる「卵型電車」の製造は完全に終了した。
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