2020年徳島市長選挙
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「内藤佐和子」の記事における「2020年徳島市長選挙」の解説
2020年1月10日、徳島新聞などの報道により、内藤が任期満了に伴う徳島市長選挙に立候補する意向であることが明らかとなった。1月15日、正式に出馬表明。徳島県庁で行われた記者会見で「対話が全くできてない」と遠藤彰良の市政を批判。遠藤が掲げる新ホール整備計画や市立木工会館の課題などには具体的に触れず、「当選後に関係者と対話して方針を決めたい」と話した。 同年3月29日、徳島市長選挙告示。内藤は自由民主党徳島県支部連合会会長の山口俊一や自民党衆議院議員の福山守らの支援を受けて立候補。遠藤の陣営は自民党衆議院議員の後藤田正純が選対本部の全体を取り仕切り、徳島市議会の自民党議員の半数が遠藤を推した。そのため「石破派同士の代理戦争」とメディアは報じた。 市長選では徳島市阿波おどりも争点の一つとなった。2017年5月、徳島市観光協会の累積赤字が4億3,000万円に上ることが発覚。また、週刊誌やテレビの情報番組は、阿波おどりの共催者である観光協会と徳島新聞社の間で内紛があると騒ぎ立てた。観光協会は2018年5月に正式に破産手続が開始した。遠藤は民間委託方式を導入し、2019年の阿波おどりは「キョードー東京共同事業体」が運営を担った。しかしこの年は折悪しく台風10号の影響で4日間のうち2日中止。1億1300万円強の赤字を出し、単年の赤字額は過去最大を記録した。 こうした状況を踏まえ、内藤は選挙期間中、阿波おどり実行委員会が「意思決定機関として機能していない」と批判。自ら実行委員長に就いて、踊り関係者との対話を密にしながら踊りのイメージ回復を図ることを公約に掲げた。徳島市阿波おどりの有名連に所属する「阿波おどり振興協会」「徳島県阿波踊り協会・徳島支部」「徳島県阿波おどり保存協会」の3つの団体のうち、遠藤との確執があった「阿波おどり振興協会」は市長選で内藤を全面的に支援した。「大罪を犯している」として遠藤に対する不信任決議案を提出したことのある岡孝治市議。「不可解かつ卑劣な」遠藤市政と公言してはばからない黒田達哉市議。日本維新の会所属の2人の市議もこの選挙で内藤をバックアップした。 同年4月5日、投開票。内藤は遠藤を僅差で破り、初当選した。当選時の年齢は36歳0か月で、史上最年少で当選した女性市長である(内藤が当選するまでは、滋賀県大津市長を務めた越直美の36歳6か月が史上最年少)。4月18日、就任。徳島県内の首長に女性が就くのは初めて。 ※当日有権者数:209,983人 最終投票率:38.88%(前回比:-6.82pts) 候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持内藤佐和子 36 無所属 新 41,247票 51.24% 遠藤彰良 64 無所属 現 39,248票 48.76%
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2020年徳島市長選挙
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2020年4月5日執行の市長選で市民団体代表の内藤佐和子に敗れ、再選を逃した。 ※当日有権者数:209,983人 最終投票率:38.88%(前回比:-6.82pts) 候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持内藤佐和子 36 無所属 新 41,247票 51.24% 遠藤彰良 64 無所属 現 39,248票 48.76%
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