2005年以前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 14:18 UTC 版)
韓国政府や韓国メディアは、戦後補償について「完全かつ最終的に解決した」と、1965年の日韓請求権協定を当時韓国国民に積極的に周知を行うことがなかったため、民間レベルではその後も日本政府への戦後補償を求める訴えや抗議活動を行い続けていた。 1997年、呂運澤と申千洙は日本政府と新日本製鉄(旧新日本製鉄,のち新日鉄住金)に対して「強制連行と強制労働に対する慰謝料と未払金の支給」を求めて日本の大阪地方裁判所に訴訟を起こした。この提訴は大阪の地方裁判所・高等裁判所を経て、2003年、最高裁の判決がくだり、原告の請求は棄却された。 ただし戦後補償がこの協定により完全解決していることは、政府レベルでは韓国側議事録でも確認され、日本政府もこの協定により日韓間の請求権問題が解決したとしてきた。
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2005年以前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 15:34 UTC 版)
2005年までの採点は、A審判による価値点の算出とB審判による減点から算出される。 価値点 A審判は、構成される演技構成から、10点満点で価値点を算出する。価値点の内訳は以下のとおり。ただし、跳馬種目においては以下の法則は適用されず、一つ実施される技そのものにより価値点が決定する。内訳は2005年度版。 現在では採点により公平性を持たせるためといった理由により、10点満点制は廃止されているが、サーカスにはない体操にのみ備わる独特の美しさが損なわれ、難しい技を詰め込むだけの演技になるのではと危惧される一面もあり賛否両論である。 5.0 演技実施 演技を行うと与えられる。 2.8 難度要求 C難度以下の技を実施した場合、技の難度に応じて加えられる。最高でA,B,C難度それぞれ男子は4,3,3回(女子は2,3,3回)を実施する必要があることになるが、この項目は高い難度の技で低い難度を代用することが出来る。たとえば、A,B難度の技を一度も行わないとしてもC難度の技を10回実施すれば難度要求を満たすことになる。 0.6 特別要求 各種目により、実施が義務付けられているカテゴリの技を実施すると与えられる。たとえば男子の場合5種類あり、それぞれは0.1点だが終末技には0.2点が割り当てられている。内容はたとえば鉄棒であれば、懸垂振動技、手放し技、鉄棒に近い技、鉄棒に後ろ向きで行われる技、終末技が規則により設定されている。 1.6 難度加点 D難度以上の技を実施した場合、技の難度に応じて加えられる。技の個数に制限はなく、E難度を8回実施しても、D難度を16回実施しても満たすことが出来る。 技難度 体操競技で行われる技にはそれぞれ、A,B,C,D,E,スーパーEの難度が設定され、スーパーE難度の技が一番難しいとされる。A,B,C難度の技を実施することで、難度要求の部分に0.1,0.3,0.5の加点を、D,E,スーパーE難度の技を組み込むことにより、難度加点の部分に0.1,0.2,0.3点の加点をもらうことができる。ただし、ゆかのスーパーE難度技に対する加点は優遇され、0.4点が与えられる。 組み合わせ加点 技の組み合わせによって、たとえば、B難度とC難度の技を組み合わせることにより、一つ上のD難度にランクアップすることができる。また、C難度+D難度の実施は0.1、D+D,D+E,E+D,E+Eの組み合わせを実施すると0.2の加点が難度加点部分に与えられる。組み合わせ加点においてスーパーE難度の技はE難度と同等に計算される。 跳馬種目の価値点 技そのものに価値点があり、それぞれ7~10点の価値点が設定されている。10点の技は非常に難度が高く、たとえば前方3回宙返り半ひねり(ドラグレスク)など限られたものだけである。2004年アテネ五輪団体総合決勝で日本勢が実施した側転とび3/4ひねり後方伸身宙返り1回半ひねり(ドリッグス)は価値点9.9となり、この技では10点は獲得できない。 減点 B審判は、実施された技の減点を行う。不完全な技に対しては個々減点を行い、最終的に算出される点数はA審判の出した価値点からB審判の出した減点分を合算して算出される。不完全な技が、別の技になってしまった場合の減点はA審判の裁量であり、B審判の採点はあくまでも実施された技(現実に見えた技)に対して行われる。また、女子競技の場合は芸術点の採点もB審判が行う。 禁止技・禁止行為 禁止技という物も規則により設定されており、たとえば、ゆかであれば片手倒立が禁止技とされている。この禁止技に指定されている技を行うと、減点されてしまう。また、あん馬の一部の技を除いた同一の技を3回以上繰り返す、つり輪で同じ技を3回以上演技に組み込む、ゆか種目でのラインオーバー・タイムオーバー、跳馬のラインオーバー、器具からの落下、なども減点対象となる。
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