政府レベル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 21:14 UTC 版)
政府レベルでは、古くは飢饉や飢餓・天災に備えた食糧備蓄が行われてきた。近代では食料品、戦略物資、衛生物資などの備蓄が進められている。 食糧の備蓄 食糧が無くなれば、国民・市民の生命が失われるような危機的な状況に陥ってゆくことになる。そこで、多くの国家が基本的な食品に関しては備蓄を確保する傾向がある。食糧自給率が高い場合は比較的安全なのだが、食糧自給率が低い国では食料備蓄に注意深くならざるを得なくなる傾向がある。 「食料安全保障」および「食糧自給率」も参照 燃料の備蓄 燃料は照明、調理、暖房など幅広い用途につかわれる。交通機関については、人が馬に乗り、車が馬に引かれ(馬車)、船が帆で進んでいた時代はさほど問題にはならなかった。近代以降、石油で乗り物の多く(自動車、船舶、航空機等)が動くようになり、石油なしではほとんどの乗り物が動かなくなった。19世紀~20世紀以降は、燃料の備蓄が途絶えると、基本的に、車、船舶、航空機等々を動かすことができなくなるので、経済の諸活動が停止してしまう。また軍用機、艦船、軍用車 等々が動かせなくなり、軍隊の機能も停止してしまい、まともに戦うこともできなくなる。石油は、石炭や天然ガスなどとともに、発電も支えている。したがって、近代・現代では、石油の備蓄は国家戦略上、非常に重要視されている。 「石油備蓄」も参照
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