龍馬の家族・親族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 04:11 UTC 版)
坂本八平(さかもと はちへい) 演:児玉清 土佐藩郷士・坂本家3代目当主。龍馬の父。 年をとってからできた子供である龍馬が可愛くて仕方が無いが、商家の分家という坂本家の出自から、龍馬を誰よりも武士らしく育てようとする。龍馬から江戸留学を申し出た際、当初は難色を示したが可能性を信じて江戸留学に送り出す。しかし龍馬が江戸から帰国した時には既に心臓を病んでおり、龍馬に「この世に生まれたからには、己の命を使い切れ」と遺言して亡くなる。 坂本乙女(さかもと とめ) (坂本乙女 → 岡上乙女 → 坂本乙女) 演:寺島しのぶ(少女時代:土屋太鳳) 八平の三女。龍馬の姉。 両親に代わって幼少の龍馬を厳しく鍛え上げた。その男勝りの激しい気性から周囲からは「坂本のお仁王様」の異名で呼ばれる。長じてからは龍馬の最大の理解者となり、兄・権平を説得して龍馬の脱藩を後押しした。その後も折に触れて龍馬を励まし、時に叱咤する。医師・岡上樹庵に嫁ぐが、婚家と反りが合わず何かと理由をつけては坂本家に戻って来る。 龍(りょう) (楢崎龍 → 龍) 演:真木よう子 龍馬の妻。 安政の大獄で父を失い、宿屋・扇岩に奉公しながら母と弟妹を一人で養っていた頃に龍馬と知り合う。蛤御門の変で扇岩が焼けた後は、龍馬の紹介で船宿・寺田屋で働くことになる。自分達の理屈で戦を起こす侍を嫌っていたが、戦を嫌う龍馬に惹かれてゆく。龍馬の危機を命懸けで何度も救い、お互いの想いを深め、ついに夫婦となる。 結婚後は長崎で共に暮らしていたが、お龍にも累が及ぶことを危惧した龍馬の発案で、長州の三吉慎蔵の元に預けられる。その時期に習ったピストルを得意とする。 坂本幸(さかもと こう) 演:草刈民代 龍馬の実母。 病弱で寝たり起きたりの状態だが、龍馬には精一杯の愛情を注ぐ。上士に粗相をした龍馬が無礼討ちされそうになった時、土砂降りのなか病身を押して駆けつけ、必死に懇願をして龍馬を許して貰うが、この時の無理が祟って亡くなる。喧嘩を避けるという龍馬の性格形成に大きな影響を与えた。 坂本伊與(さかもと いよ) 演:松原智恵子 八平の後妻。龍馬の継母。 継子である龍馬を我が子のように育てた。龍馬の脱藩中にその身を案じながら亡くなった。 坂本権平(さかもと ごんぺい) 演:杉本哲太 八平の長男。龍馬の兄。 八平と共に龍馬を武士らしく育てようと腐心する。八平の没後、坂本家4代目当主となるが、龍馬の脱藩で坂本家で唯一の男となってしまい女性陣の尻に敷かれている。龍馬の脱藩に当初は反対するが、乙女に説得され、餞別に坂本家の名刀「肥前忠広」を乙女を通じて渡し、龍馬を送り出した後に本家である才谷屋の借金帳簿を盾にして、上士たちの反撃から坂本家を守った。 龍馬の脱藩が許されると土佐に連れ戻そうと大坂の勝塾を訪れるが、日本の海軍創設に邁進する龍馬達を見て成長を見届けつつ、諦めて土佐に帰る。しかし男子に恵まれないため、龍馬に坂本家を継いでもらいたいと願っている。 坂本千野(さかもと ちの) 演:島崎和歌子 権平の妻。龍馬の義姉。 坂本春猪(さかもと はるい) 演:前田敦子(少女時代:松元環季) 権平の娘。龍馬の姪。龍馬を「おじちゃん(もしくは龍馬おじちゃん)」と呼んで、兄のように慕っている。 坂本千鶴(さかもと ちづ) 演:大鳥れい 八平の長女。龍馬・乙女の姉。高松太郎の母。 岡上樹庵(おかのうえ じゅあん) 演:温水洋一 医者。乙女の元夫。 ぎん / さと / けい 演:林侑香(ぎん) / 三宅ひとみ(さと) / 渡邉沙織(けい) 坂本家の下女。
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