龍馬と大政奉還論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 22:37 UTC 版)
「船中八策」が実在しなかったことは、ただちに坂本龍馬が大政奉還建議と無関係だったことや、その内容が龍馬自身の持論と無縁であったことを意味しない。知野文哉は、「大政奉還論」が龍馬のオリジナルではなくそれらの議論を龍馬も見聞していたことを踏まえた上で、後藤に建言した可能性は高いとした。町田明広は、薩土盟約やその前段階で後藤が土佐藩の他の参政に承認を得て薩摩藩側に示した「大条理」(王政復古と将軍が辞職して諸侯の一に戻る内容)には龍馬がかかわっていた可能性が高く、特に「大条理」は龍馬の発案ではないかとしている。
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