電力界入りとは? わかりやすく解説

電力界入り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 02:41 UTC 版)

武田賢治」の記事における「電力界入り」の解説

武田賢治慶応元年9月19日新暦1865年11月7日)、荒川造の次男として生まれた。父は尾張国知多郡成岩村(現・愛知県半田市)の医師であったが、賢治が7歳のときに死去する。そのため苦学して医術開業試験合格した1890年明治23年)、武田うらの入夫という形で武田家相続した武田家愛知県宝飯郡森村(後の国府町、現・豊川市)の家。先々代にあたる武田準平(1839 - 1882年)は実業家阿部泰蔵実兄で、愛知県会議長を務め自由党活動した人物伊東玄朴学んだ医師でもあった。武田家継いだ賢治は医業専念し宝飯郡医師会長も務めている。日清戦争時には応召軍医として従軍した。その後医業傍ら政界進出試み1903年明治36年9月立憲政友会から愛知県会議員初当選した。在任期間1907年明治40年9月までの4年である。 1908年明治41年7月福澤桃介徳倉六兵衛とともに豊橋市電力会社豊橋電気にて取締役選出された。武田にとってこれが実業界入り第一歩であった。この豊橋電気は、1894年明治27年)に地元三浦碧水らによって設立され電力会社である。元々地元資本会社であったが、会社規模の拡大に伴い地元資産家以外にも出資求めようになったため武田らが参入したであった豊橋電気入ったことで各地電気事業関わる福澤桃介との接点ができた武田は、その後福澤関係する他の会社役員にも就任した。まず1912年大正元年12月浜田電気取締役就任する同社前年5月福澤社長1916年まで在任)として設立され島根県那賀郡浜田町(現・浜田市所在電力会社である。次いで1913年大正2年6月栃木県塩谷郡氏家町(現・さくら市)に野州電気設立されると、その代表取締役就任した福澤監査役)。 豊橋電気において、福澤1909年から1912年にかけて社長務め、さらに創業者三浦碧水死後1918年大正7年)に専務から昇格して社長に復帰した翌年初頭時点での役員一覧では福澤社長の下で武田専務取締役務める。福澤当時同じ愛知県下の名古屋電灯社長兼ね同社経営注力していたことから、豊橋電気実質的経営について専務武田支配人技師長今西卓に任されたという。 豊橋電気時代1915年大正4年9月立憲同志会(のち憲政会)から愛知県会議員に再当選した在任期間1919年大正8年9月までの4年間である。

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電力界入り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 16:01 UTC 版)

桜木亮三」の記事における「電力界入り」の解説

桜木亮三は、1880年明治13年2月6日佐賀県士族吉岡卯八の三男として生まれた1897年明治30年)より絶家桜木家再興し桜木姓を称する1901年明治34年7月東京第一高等学校第一部法科英法)を卒業次いで1906年明治39年7月東京帝国大学法科大学政治学科卒業した大学卒業後は大蔵省に入るがまもなく退職九州戻り長崎十八銀行入社した次いで1914年大正3年)、同地電力会社長崎電灯へと転じ支配人となった。この長崎電灯は元々十八銀行姉妹会社であったが、経営難の中で1912年明治45年7月松島炭鉱経営する古賀春一社長となり、十八銀行に代わって経営権握っていた。桜木古賀招かれ長崎電灯へと転籍社業改革あたった1914年7月ガス会社九州瓦斯との合併長崎電気瓦斯となった後も引き続き同社支配人在任している。 1916年大正5年5月長崎電気瓦斯急速に勢力拡大する福岡電力会社九州電灯鉄道合併された。桜木合併とともに九州電灯鉄道支配人就任1920年大正9年12月には取締役推され取締役支配人となった当時経営幹部社長伊丹弥太郎常務松永安左エ門田中徳次郎という陣容である。

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