開業までの歩み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 15:10 UTC 版)
南武鉄道時代には、分倍河原駅 - 谷保駅間に、本宿停留場(ほんじゅくていりゅうじょう)と西府停留場(その後西府駅に昇格)の2つの停留所が設置されていた。本宿停留場は府中市立第五小学校への踏切の脇に、西府停留場は甲州街道との交差地点にあった。 この2つの停留所は、1944年(昭和19年)4月1日の南武鉄道線国有化時に、利用者の少なさと太平洋戦争の激化を理由に、武蔵小杉停留場(初代)、宿河原不動停留場、南武是政停留場、東立川停留場とともに廃止された。 分倍河原駅 - 谷保駅間の西府地域に南武線新駅を設置する要望は、終戦直後よりあったが、日本国有鉄道時代には、一切具体化した動きはなかった。しかし、沿線人口も増加してきた1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化後あたりから、少しずつ具体化の流れが起こった。 当駅の場所は、本宿停留場と西府停留場の間の、本宿停留所近くである。 1929年(昭和4年)12月11日:南武鉄道 分倍河原 - 立川間開業。 1944年(昭和19年)4月1日:南武鉄道が国有化、国有鉄道南武線となる。 1966年(昭和41年)9月30日:複線化。 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道が南武線を承継し第一種鉄道事業者、日本貨物鉄道が第二種鉄道事業者となる。 1997年(平成9年)7月:JR東日本が西府土地区画整理組合準備会(現在の西府土地区画整理組合の前身)に対して新駅設置の条件を示す。 2004年(平成16年)3月:JR東日本・府中市・西府土地区画整理組合の三者により新駅設置に関する覚書が締結される。 2005年(平成17年)6月:国土交通省が新駅設置を認可。 7月13日:三者が新駅設置に関する覚書(下記)が再び締結され、同時にJR東日本が各種報道機関へ新駅設置を発表。 12月:三者が新駅設置に関する詳細設計の協定を締結。 2007年(平成19年)2月2日:JR東日本八王子支社は駅名称を「西府(にしふ)駅」に決定したと発表。 11月:駅設置に伴って駅建設地周辺の線路移動工事が実施される。JR東日本八王子支社と工事事務所間での綿密な調整により、通常の初終電間合いで施工することができた。 2009年(平成21年)3月14日:開業。
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