拍手 (神道)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/08 15:55 UTC 版)
拍手(はくしゅ、かしわで)とは、神道の祭祀や神社・神棚など神に拝する際に行う行為である。柏手と書かれることもあるが、誤りである。また、開手(ひらて)ともいう。
注釈
- ^ 賽銭の際に鈴を鳴らす理由も同様とされる。中国語圏で用いる旧正月の爆竹も同様の魔除けの意味がある。
- ^ 細木数子がテレビ番組において「女性の拍手は音を立てない」と発言したため、全国の神社や氏子から「間違った作法での参拝が増えている」という苦情が神社本庁に寄せられた。東京都練馬区石神井台の石神井氷川神社では、公式サイトで参拝の作法について記述がある[2]。
- ^ 神道と仏教、あるいは公家と武家など。
- ^ 『源氏物語』に、当時から混同されていた様子が記述されている。
- ^ 礼手のように、日常は食前・食後に行う事から、膳夫に建膳・撤膳を求める合図とも、食前食後の感謝ともされる。
- ^ 『古事記』などでイザナミがイザナキと帰ることができなくなったとされる黄泉の国の食べ物。
- ^ 『続日本紀』では、慶雲年間に「跪く礼法」を廃した事が記述されている。
出典
- ^ 「四拍手/出雲大社は怨霊の神社?」、出雲大社紫野教会
- ^ “お話”. 石神井氷川神社. 2012年9月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年3月5日閲覧。
- ^ 島田 裕巳 神社で拍手を打つな! -日本の「しきたり」のウソ・ホント 出版社: 中央公論新社 (2019/11/7) P23
- ^ 国立国会図書館 デジタルコレクション 告示 / 内務省 / 第76号 / 神社祭式行事作法
- ^ 国立国会図書館 デジタルコレクション 神社祭式行事作法 昭和17年 15頁 敬禮 警蹕
- ^ 国立国会図書館 デジタルコレクション 神社祭式行事作法 昭和17年 1頁
- ^ 国立国会図書館 デジタルコレクション 神奈川県内政部 / 神社祭式行事作法解説 昭和18年 P21 22 23
- ^ 小池康寿 『日本人なら知っておきたい正しい家相の本』 プレジデント社 2015年 199頁
- ^ 井沢元彦 神霊の国日本 p.32
- ^ 山蔭基央 『よくわかる日本神道のすべて』 日本文芸社 1997年 ISBN 4-537-02262-0 p.122.これに対して、山蔭は、「中国的で分かりやすくて良いが、祭神を調べてからでないと拝めないのは、不便ではないか」と指摘している。
- ^ 熊谷公男 日本の歴史03 『大王から天皇へ』 講談社 2001年 ISBN 4-06-268903-0 p.344より。
- ^ 坂上康俊 『日本の歴史05 律令国家の転換と「日本」』 講談社 2001年 ISBN 4-06-268905-7 p.58.
- ^ 『広辞苑 第六版』 岩波書店より一部参考。『古事記』では神が天の逆手をし、『伊勢物語』では男が女に対して行っている。
[続きの解説]
「拍手 (神道)」の続きの解説一覧
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- 2 拍手 (神道)の概要
- 3 概要
- 4 備考
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