鉢嶺登
【英】Noboru Hachimine
鉢嶺登とは、インターネット広告代理業を中心としたeマーケティング事業を行っている株式会社オプトの創業者で、代表取締役会長CVO(Chief Visionary Officer)である。1967年、千葉県生まれ。
1991年に早稲田大学商学部を卒業した鉢嶺登は、開発事業の森ビル株式会社に入社する。3年間の勤務を経て1994年に退社。有限会社デカレッグスとして法人を設立し、FAXなどを主としたダイレクトマーケティング事業を手がけた。翌年1995年に、社名を株式会社オプトへと変更している。
1997年、国内のインターネットのインフラが整い始めた頃、オプトはインターネット上でのマーケティング事業に進出。2000年にインターネットマーケティングに特化した。ネット広告の効果測定システム「ADPLAN」を自社開発し、業界で初めて効果測定を軸にしたマーケティングサービスを実施。これによって、インターネット広告への投資に対する障壁となっていた「効果の見えにくさ」を払拭することに成功した。

オプトは、単なる広告代理店としてではなく、顧客の費用対効果(ROI)を最大化するために、リサーチから戦略の提案、メディアプランニングといった一連のソリューションを提供するeマーケティング企業として、自らを位置付けている。2003年に、Yahoo!Japanの国内初となる「ベストパートナー認定」を受けた例などは、Yahoo!JAPANの広告媒体としてのポテンシャルを最大限に引き出し、広告主には高い広告効果を提供し、Yahoo!JAPANにも媒体としての収益をもたらし、かつ、自社の売上も伸ばすといった、Win-Winを実現した顕著な例である。
インターネット広告代理の他にも、広告のクリエイティブ制作に始まり、SEO(検索エンジン最適化)、LPO(ランディングページ最適化)、クロスメディアへの展開、そして、広告の効果測定などを主に提供している。情報比較サイトにも参入するなど、積極的な事業展開を行っている。
2004年、オプトはジャスダックに上場。2006年には、広告代理店最大手の株式会社電通とeマーケティング分野全般における業務提携を結んだ。
鉢嶺登は、「最高グループビジョン責任者」として、eマーケティング事業でトップの位置に立った現在も一層、顧客第一、人第一を旨とする企業理念の確立と実現に向けて邁進している。
(更新:2008年9月)
参照リンク
インターネット広告代理店 株式会社オプト
鉢嶺登
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/03 04:02 UTC 版)
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鉢嶺 登(はちみね のぼる、1967年6月22日 - )は、日本の実業家。株式会社オプト創業者、現在はデジタルホールディングス代表取締役会長[1]。
略歴・人物
1967年 千葉県八千代市出身。千葉県立八千代高等学校を経て、1991年 早稲田大学商学部卒業。森ビルにて3年間勤務の後、起業。
1994年 米国で急成長しているダイレクトマーケティング業を日本で展開するためオプト(現:デジタルホールディングス)設立。
1999年に、eマーケティングに特化。
2004年、JASDAQに株式公開。
2013年10月、東京証券取引所 第一部へ市場変更。
インターネット広告代理店の枠にとどまらず、日本企業のデジタルシフトを支援する会社として業務を拡大し、幅広いサービスを提供している。
また、自ら新規事業の立ち上げや、ベンチャー企業の投資育成に努めている
[2]
[3]。
著書
- 『ビジネスマンは35歳で一度死ぬ』 経済界 2013/10
- 『役員になれる人の「読書力」鍛え方の流儀』 明日香出版 2017/6
- 『GAFAに克つデジタルシフト 経営者のためのデジタル人材革命』 日本経済新聞出版社 2019/9
関連項目
脚注
外部リンク
固有名詞の分類
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