逸話・発言とは? わかりやすく解説

逸話・発言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 14:24 UTC 版)

大平正芳」の記事における「逸話・発言」の解説

その茫洋とした顔つきからは想像し難いが、女性問題苦労しただけに、女性鑑識眼大したもの、それに無責任なことは言わないからこういう問題はうってつけと、仲の良い永野重雄赤坂美人ホステスモーションかけられ、女のアパート行ったが、美人局かもしれない遊び友達大平に女の鑑定頼んだ二人でキャバレー行き意見聞いたら「あれは危ないからやめときなさい、何となく勘でわかる」と言うかそうしたら数日後永野自宅知らない男電話してきて「女房が大変お世話になってるそうだな」と凄まれた。「家には行った何もしてない」とつっぱねたが危ないところだったという。 以下のような大平発言知られている。「東京人間郵便番号書かない馬鹿だ」や「東京三代住むと白痴になる」などと発言し物議を醸した[要出典]。 訪米の折、当時日米間の懸案となっていた捕鯨問題に関して記者から質問された際、「大きすぎて、私の手には負えません」と答えて記者たちを大笑いさせ、その質問立ち消えとなり、また国会で野党質問答える際、「私はあーうーですから」といってその場を和ませてから答弁をすることもあり、ユーモア交えながら場の雰囲気掴んで和らげる手腕長けていた[要出典]。 長女森田一代議士夫人に対して口癖のように「女子(おなご)は勉強せんでいい。可愛い女になれ。そして早くお嫁に行きなさい」と語っていたといい、こうした言動が『婦人公論』誌で長女により明かされたところ、参議院市川房枝により女性蔑視として追及された。これに対して大平は顔をくしゃくしゃしながら苦笑しつつユーモアたっぷりに答弁し議場大爆笑包まれた。 靖国神社にはA級戦犯合祀される前に参拝したことがある[要出典]。靖国神社参拝に関して野党から国会で質問されると「大東亜戦争に関する審判は、歴史下すであろう考えています」と答弁した[要出典]。 「政治とは?」との問いに対して明日枯れる花にもやることだ」と答えたという。 対談ポルノ規制について訊かれた際、国民の権利損ねる可能性もあるとして「下手に政治手を付けるべき問題ではない」と述べ国民レベルでの自主規制をすべきだとコメントした官僚としての輝かし経歴持ちながらも阿波戦争起こって第10回参議院議員通常選挙敗れてただの人となってしまった後藤田正晴に「後藤田君。必ずこんどは東京攻めのぼってこいよ。応援するからな」と励ました当時多くの者が自分のもとを離れていき苦杯をなめていた後藤田にとって、このことは終生記憶となった落選後も地元行脚続けた後藤田は、第34回衆議院議員総選挙選挙区三木対決し得票こそ現職総理大臣である三木に劣るものの、ロッキード事件絡めネガティブ・キャンペーン退けて第二位当選した後藤田1978年自民党総裁選挙辣腕をふるい、大平勝利貢献することとなる。 1979年昭和54年)の四十日抗争大平続投福田返り咲きかで自民党分裂直前までいった党内抗争起こったが、当時首相官邸での食事中側近だった加藤紘一内閣官房副長官に「福田は俺にやめろと言った。しかし、後を誰にやらせる考えると、俺にはやめる自由がない。しかし、万が一俺が今ここで死んだら、誰を日本の総理にすべきか」と話しかけ、加藤返答窮していると、大平口を開き「いいか、(もし俺が死んだら)日本のために総理をさせなきゃならぬのは福田赳夫だ」と続けたため、加藤驚いたという。政敵福田とは凄まじい党内抗争繰り広げていたが、そうした中にあっても福田見識高く評価していたことが窺われる逸話である。

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