軍事的な手腕と生涯とは? わかりやすく解説

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軍事的な手腕と生涯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 08:40 UTC 版)

童貫」の記事における「軍事的な手腕と生涯」の解説

童貫宦官ではあったが軍人の道を選び劉延慶・楊可世・馬拡らの将校監督して西夏戦わせるなど、20年わたって兵権掌握した1111年には太尉・領枢密院昇進し、その位階三公比肩した。 1120年北宋女真族立てた新興の金と結び(海上の盟)、遼を挟撃して遼の支配下にあった北方燕雲十六州奪還しよう試み当時宋軍の総帥地位にあった童貫将官監督してこれに当たらせた。 軍事行動起こそうとした矢先江南方臘指導する反乱勃発した童貫燕雲十六州攻撃のために編成した軍から15南征軍を抜き出し、王淵(中国語版)・韓世忠・辛興宗らの将軍監督して反乱勢力鎮圧に当たらせた。反乱勢力抵抗長引き童貫江南住民数十万人殺戮した末に、王淵麾下将校韓世忠活躍などにより1121年4月方臘を捕えこれを処刑した一方金軍猛攻前に遼の天祚帝逃亡し、遼の将軍耶律大石らは逃亡した天祚帝に代わって耶律淳皇帝擁立し燕雲十六州北遼建てる1122年童貫15大兵力を各将軍率いさせて北遼侵攻開始した童貫北遼軍隊は宋に降伏する手筈だと喧伝していたが、燕京を守る耶律大石率い北遼軍の抵抗頑強であり、初戦で楊可世が率い前軍・辛興宗西路軍・种師道東路軍国境線の白溝河まで敗走余儀無くされ、さらに追撃受けた際に童貫北遼軍を恐れて退路遮断したため、東路軍壊滅的打撃被り西路軍も大きな被害出したその後耶律淳遺書偽造し権力掌握画策し北遼宰相李処温陰謀失敗に終わると、李処温皇太后拉致して宋へ投降することを打診して来たが、蕭幹露見したため李処温一族処刑された。その余波によって、女真人将軍・郭薬師契丹人猜疑を受け、宋へ投降している。 童貫増援によって20増強された宋軍を劉延慶に指揮させ、6月24日北遼耶律淳病死したので、郭薬師献策による燕京奇襲実行させた。郭薬師の策によって城内侵入した宋軍の奇襲成功しかけ、市街戦となったが、北遼軍の抵抗激烈で宋軍は敗走した北遼軍は総攻撃仕掛け童貫の軍は左右から包囲攻撃を受け、宋の禁軍はこの一戦壊滅的打撃被った万策尽きた童貫は、自力での燕京攻略不可能であると判断し阿骨打救援依頼した阿骨打北方より三路から燕京攻撃掛け耶律大石居庸関抵抗試みたものの、敗れて金軍に捕えられた。阿骨打燕京の人や物資略奪した上で宋軍に明け渡し多額の歳幣を宋に要求したその後1123年に金に攻め込まれた際は太原駐屯していたが、「すみやかに山西河北の地を割譲し黄河境界に宋の保全を図るがよかろうと金脅迫され、再び部下見捨てて敵前逃亡する失態犯した欽宗即位後、開封太学生陳東(中国語版)らに、六賊弾劾され、その責任糾弾され海南島流される途中死罪となり、特命受けた御史の張澂(中国語版の手斬首された。童貫の首はのように固く、門の敷居断頭台代わりにしてやっと切り落とすことが出来た伝えられている。

※この「軍事的な手腕と生涯」の解説は、「童貫」の解説の一部です。
「軍事的な手腕と生涯」を含む「童貫」の記事については、「童貫」の概要を参照ください。

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