踊りの流れとは? わかりやすく解説

踊りの流れ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 06:11 UTC 版)

バラタナティヤム」の記事における「踊りの流れ」の解説

伝統的なバラタナティヤムアランゲトラム公演は、7-8からなる演技構成順序どおりに行なう。この設定構成はマーガム(margam)と呼ばれる。 プシュパンジャリ アランゲトラム公演は、典型的にプシュパンジャリ (Pushpanjali) と呼ばれる舞踊から始まり、この語は「献花」と訳される。この踊りで、演者敬意証しとしてヒンズー教神々指導者、そして観客に花と挨拶捧げる踊り出だし祈願象徴しており、ここからダンサー残り公演始めていく 。 アラリップ 公演は、アラリップ (Alarippu) と呼ばれるリズミカルな祈り(vandana)から始めることもできる神々女神たち指導者集まった演者隊からの祝福対す感謝祝福祈り兼ね備えた純粋な舞踊である。またメロディーのない予備的なウォーミングアップ踊りとして機能しダンサー自分の体を緩め気が散るものから離れて一心不乱に焦点向かえるようにしている。 ジャティスワラム 公演次なる段階はアラリップの動きメロディー追加されたもので、これはジャティスワラム(Jatiswaram)と呼ばれる踊り予備的な技術パフォーマンス(ヌリッタ)のまま、形式は純粋で文章表現することはない。任意のカルナータカ音楽メロディ合わせてドラム叩かれる。それらが一連のビートリズム(Korvai)を奏で音楽リズム動作一体化観客提示する。 シャブダム 公演流れとしてはその後シャブダム(Shabdam)が追加され、訳すと「表現され文章」である。これは表現導入されるマーガムの最初の項目である。ソロダンサーと歌手音楽隊は、作品この段階で言葉と意味を伴う短い構成雰囲気込めて提示する。 ヴァルナム 公演その後ヴァルナム(Varnam)の段階入っていく。これは公演における秘儀核心部分が来たことを表す。最も長い箇所でありヌリッティヤである。伝統的なヴァルナムは30-45分、時には1時間に及ぶ。ヴァルナムは即興時間枠幅広く経験豊富ダンサーは望ましい長さにヴァルナムを延ばすことができる。演者は劇や主題構成提示し全ての動作披露し音楽調和しつつ、体系化された身振りや脚運び通して物語静かに伝える。ダンサーは、2つ速度韻文表現するなど、複雑な動作演じる。ダンサーの手と体は、愛と憧憬であった善悪戦いなどの物語伝え音楽家適切な雰囲気醸した曲調でそれらを包み込むパダム 次がパダム(Padam)である。これは、厳粛な精神的メッセージ献身的な宗教的帰依者(バクティ)の純真さ敬虔さ表現(abhinaya)段階である。音楽軽快で、唱和親密で、踊り感情的である。振り付けラサ感情的な味つけ)と雰囲気表現しようしており、この独演ではキールタナム(献身表現)やジャバリ(神の愛表現)ほかの構成含まれる場合もある。 ティラーナ 公演流れは、最高潮のティラーナ (Tillana) で終わる。ヌリッティヤ部分完了して、その動作表現力豊かな寺院舞踊出てヌリッタ様式戻り、ここでは一連の純粋な動作音楽リズミカルに演奏されるこれをもって公演終了する シュローカムまたはマンガラム ティラーナの後、ダンサーはシュローカム(Shlokam)又はマンガラム(Mangalam)と呼ばれる第7部に進むこともできるダンサーは、周り皆様祝福呼びかけるバラタナティヤム全体的な流れは、かくして単なる拍子から、次にメロディ拍子続いて音楽と意味と拍子。ヴァルナムの中核部分でその拡張がある。その後拍子のない音楽と意味。[中略]最後に拍子の無い歌」という流れであり、「我々はこの芸術の中で最も素晴らし完全性対称性を見ることになる」と、バラサラスワティは述べている。

※この「踊りの流れ」の解説は、「バラタナティヤム」の解説の一部です。
「踊りの流れ」を含む「バラタナティヤム」の記事については、「バラタナティヤム」の概要を参照ください。

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