アランゲトラム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 06:11 UTC 版)
バラタナティヤムのアランゲトラム (Arangetram) とは、インド古典舞踊における若年ダンサーの正式な初期訓練完了を意味するソロデビュー公演である。この語は「初舞台を踏む」などと訳される。この公演はダンサーがバラタナティヤムを習い始めてから10-12年後に行われるが、より重要なのは、指導者がこの生徒ならソロ公演を迎えられると確信した時点で実施される点である。このソロデビューはインド古典舞踊において「成人」のお祝いと同義である。アランゲトラムは、生徒と指導者による長年の努力の集大成であり、ダンサーが長年にわたって培った献身と技能を披露する機会である。このデビューを通して、ダンサーは一連の踊りを披露する。ダンサーは、約3時間のソロダンスを行うために自身の集中力とスタミナを構築する必要がある。踊りはそれぞれ、インド文化やインド古典舞踊で評価されているヒンドゥー教の様々な側面を象徴している。
※この「アランゲトラム」の解説は、「バラタナティヤム」の解説の一部です。
「アランゲトラム」を含む「バラタナティヤム」の記事については、「バラタナティヤム」の概要を参照ください。
- アランゲトラムのページへのリンク