視床
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視床
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 17:04 UTC 版)
視床(ししょう、英: thalamus)は、脳の構造のうち、間脳の一部を占める部位。また、広義の脳幹の最吻側部に当たる。 嗅覚を除き、視覚、聴覚、体性感覚などの感覚入力を大脳新皮質へ中継する重要な役割を担う。
- ^ a b c Rudolf Nieuwenhuys, Jan Voogd, Christiaan Van Huijzen、水野 昇, 岩堀 修明, 中村 泰尚(訳)、1991、『図説中枢神経系 The Human Central Nervous System』、医学書院 ISBN 426011753X
- ^ Olszewski, J (1952). The thalamus of the Macaca mulatta: anatlas for use with the stereotaxic instrument. Karger. ISBN 978-3-8055-0958-9
- ^ Hassler, R (1959). “Anatomy of the thalamus”. In Schaltenbrand G, Bailey P. Introduction to streotaxis with an atlas of the human brain. Thieme
- ^ The thalamus 2nd edition. Cambridge: Cambridge University Press. (2007). ISBN 978-0521858816
視床
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/12 06:58 UTC 版)
視床と健忘の関係が注目されたのはウェルニッケ脳症、コルサコフ症候群の剖検例の検討からである。その後、視床の脳血管障害と健忘に関して検討されるようになった。視床には4種類の血管、すなわち傍正中動脈、極動脈、視床膝状体動脈、後脈絡叢動脈がある。視床性健忘を起こすのは傍正中動脈と極動脈である。極動脈梗塞ではpapesの回路とYakovlevの回路両方の障害が起こる。
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「 視床」の例文・使い方・用例・文例
- 物を視覚的に覚える器官は視床下部の下にある。
- 視床下部に関して
- 視床下部的に制御された分泌
- セックス活動は密接に視床下部と結び付けられる
- 視床下部に関する、またはそれの
- 大脳皮質と視床下部の、または、大脳皮質と視床下部に関する
- 皮質と視床に関連するか、あるいはそれらをつなぐもの
- 視床皮質のシステム
- 両半球の海馬がそれによって反対側の海馬と視床・乳頭に通じる、脳の下部の白質のアーチ状管束
- 視床と線条体に役立つ静脈
- それらが前方の脳下垂体ホルモンのリリースを刺激する脳下垂体前葉まで視床下部で作り出されて、静脈によって運ばれた数個のホルモンのいずれも
- 後部の脳下垂体によって、およびさらに視床下部中の神経終末によって分泌されたホルモン(商標名ピトレシン)
- 視床へ行く知覚神経繊維の束
- 下垂体を視床下部に接続している漏斗形軸
- 視床の下部からわずかに突き出し、大脳皮質への経路のシナプス中枢として機能する4つの小さな卵形の塊の1つ
- 視床の側部の膝状体から情報を受け取る皮質の領域
- 視床腹側部の尾ひれ部に位置する灰白質の楕円形の塊
- 視床の腹側部
- 各大脳半球の視床の前にある、白と灰色の縞模様の塊
- 脊髄につながり、延髄、脳橋、中脳、視床下部から成る脳の部分
視床 と同じ種類の言葉
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