視床下核とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 視床下核の意味・解説 

ししょうか‐かく〔シシヤウカ‐〕【視床下核】

読み方:ししょうかかく

大脳基底核構成する神経核一つ淡蒼球外節から抑制性の出力を受け、淡蒼球外節および淡蒼球内節黒質網様部興奮性出力を行う。


視床下核

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 09:26 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
脳: 視床下核
ヒト脳の冠状断。大脳基底核、視床下核 (STN)、黒質 (SN) が示されている。
名称
日本語 視床下核
英語 subthalamic nucleus,
Luys body
ラテン語 nucleus subthalamicus,
corpus Luysii
略号 STh, STH
関連構造
上位構造 腹側視床、広義の視床間脳前脳大脳基底核、広義の脳幹
関連情報
Brede Database 階層関係、座標情報
NeuroNames 関連情報一覧
MeSH subthalamic+nucleus
テンプレートを表示

視床下核(ししょうかかく subthalamic nucleus)は、大脳基底核の構成要素の神経核のひとつ。19世紀フランスの神経学者 Jules Bernard Luys が記載したことから、ルイ体 (Luys body, corpus Luysii)とも呼ばれる。通常の意味での視床(背側視床)には含まれないが、腹側視床の構成要素の一部である。

淡蒼球外節からGABA作動性の入力を受けるので大脳基底核の間接路の構成要素の一部である。ほかに、大脳新皮質から直接グルタミン酸作動性の入力がある(hyperdirect pathway)。視床下核のニューロンはグルタミン酸作動性であり、黒質網様部および淡蒼球内節のGABA作動性ニューロンへ興奮性の出力を行う他、淡蒼球外節への投射も知られている。

脳深部刺激療法(DBS, deep brain stimulation)によってパーキンソン病の治療を行う際の標的部位として注目を集めているが、この領域を電気刺激することで症状が軽減する理由についてはまだ不明の点が多い。不随意運動のひとつに分類されるバリスム(ballism)について、片側性のもの(ヘミバリスム hemiballism)は、対側の視床下核が責任病巣とされることが多い。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「視床下核」の関連用語

視床下核のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



視床下核のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの視床下核 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS