黒質網様部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 20:17 UTC 版)
黒質網様部 (こくしつもうようぶ substantia nigra pars reticulata)はGABA作動性ニューロンを高密度に含む神経核であり、淡蒼球内節と同様、大脳基底核の出力核であるとみなされている。高頻度の発火を持続しているのが特徴とされる。線条体からの直接路出力によって黒質網様部の発火が一時的に抑制され、黒質網様部の投射先の活動を脱抑制することが、運動の開始に重要だという見方が一般的である。投射繊維は視床の一部などへ出力する。黒質網様部への主な入力は、線条体からのGABA入力(直接路)、淡蒼球外節からのGABA入力(間接路)、視床下核からのグルタミン酸入力などである。
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