藤原デザイン事務所
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「ハチミツとクローバー」の記事における「藤原デザイン事務所」の解説
野宮 匠(のみや たくみ) 声 - 浜田賢二 演 - - / 柏原崇 藤原デザイン事務所での真山の先輩。髪がやや長く、メガネをかけている。仕事は非常に優秀でやり手な大人の男で、昔の原田(夫)を髣髴させる、人の使い手。真山や山田が無意識に抱いている利己的な感情を彼ら自身に鋭く問い掛ける。かつての自分と似たような葛藤を抱える真山には、若かりし頃の自分(青春スーツと称される)を見るようで気恥ずかしさを感じてしまうため当たりがきつい(偶然だが名前も真山と同じ「たくみ」である)。女性に対してはドライだったが(仕事中にかかってきた電話に対して、躊躇いもなく携帯電話を海に捨てるほど)、山田に関心を持ち、積極的なアプローチを行ううち、切り捨てた筈の青臭さを取り戻す。そして最終的にはストレートに山田に告白して、青春スーツを再装着してしまう。年齢は不明だが作品終盤の時点で30代。 『3月のライオン』のコミックス14巻では山田と結婚し、彼女のためにアトリエ付きの新居を構えたものの、しょっちゅうはぐみと理花に入り浸られ、新婚生活がままならないことを嘆いている。 山崎 一志(やまざき かずし) 声 - 土田大 藤原デザイン事務所での真山の先輩。真山より4歳以上年上。野宮とは同期。基本的にいい人だが、女性の扱いには全くもって慣れていない。美和子を慕い、恋心を抱いているが、美和子には気付いてもらえず、いいようにあしらわれている。都内中高一貫の男子校出身で、大学は工学部建築学科を卒業している。しばしば美和子から派手な色や柄の服を着させられるが、長身でスタイルが良いため意図せず着こなしてしまい、ファッション雑誌によく取り上げられている。本人は美和の思惑には全く気づいておらず、雑誌のインタビューでは感謝の言葉さえ述べている。オフィシャルファンブックでも「何を着せても似合って困る」と作者が愚痴をこぼしていた。 勅使河原 美和子(てしがわら みわこ) 声 - 根谷美智子 演 - - / 滝沢沙織 藤原デザイン事務所での真山の先輩。会社では姐御的存在で、社員達を統括する。仕事に関しては凄腕だが、真山達をからかって楽しむ茶目っ気も持ち合わせている。外見はやり手の美人上司風だが、マッサージ器や高級ドリンク剤を愛用するなどオヤジ臭い面がある。野宮曰く「美人上司の皮を被ったおやっさん」。理花のデザインのファンだが、性格上理花には苦手に思われている。山崎をからかう目的でしょっちゅう奇抜なセンスの服を押し付けるものの、いずれも失敗に終わっている。 リーダー 声 - 藤原啓治 藤原デザイン事務所で飼われている雑種犬。オス。甘えん坊で散歩好き。人間の言葉が理解出来、原作・アニメ共に台詞が独特の書体のスーパーで描かれる(当然だが人間の言葉を話せる訳ではない)。好物はささみジャーキー。重要なコンペの前にリーダーを拝むと成功するジンクスがあり、コンペ中はリーダーのいる場所も決まっているらしい。 藤原 毬男・類二(ふじわら まりお・るいじ) 演 - 堀部圭亮(ルイジ)、宮崎吐夢(マリオ) / - 藤原デザイン事務所の社長で双子の兄弟。2人共オカマで、行き過ぎた兄弟愛を持つ。毬男はコスプレマニア、類二はギャンブラー。2人とも非常に声が大きい。身長は毬男が189cm、類二が188cm。一時は確執を起こし会社は分裂するが後に和解している。鳥取県出身。名前は『スーパーマリオブラザーズ』から。 高井戸(たかいど) 藤原デザイン事務所の社員で野宮たちよりも先輩。真山を藤原デザイン事務所に誘った人物で、台詞は少ないものの時おり美和子や野宮たちの輪に加わっている姿が見られる。
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