罪深き魔術師の哀歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/03 01:23 UTC 版)
「ブラック・ラグーン」の記事における「罪深き魔術師の哀歌」の解説
トリシア・オサリバン アメリカの大富豪オサリバン家の令嬢で、このエピソードでの騒動の元凶。非常に我儘である上に「恋に恋している」ような思慮浅い女性。占いサイトの内容を真に受け「運命の出会い」を求めてサンフランシスコからロアナプラにやってきた。イビキがダッチをも呆れさせるほどに大きく、「アヒルの遠吠え」と名づけられた。ロックを「ナンパヤッピー」、レヴィを「ガラの悪い刺青女」と評している。 フィリップ・オサリバン アメリカの大富豪オサリバン家の当主でトリシアの父。サンフランシスコ波止場の積み込み人夫から一代で財をなし得た人物。中国の大物・會舜天とはこの頃からの付き合いで国家やイデオロギーを超えた親友同士。 ダリル・ランシング CIA作戦本部副部長。CIA復権のためにオサリバン家と會家の関係を破綻させようと目論み、そのためにトリシアとロアナプラを利用。ついにはロアナプラをCIAの謀略の最終処理場にしようとした。策略を駆使してトリシアをロアナプラに誘導しシェリンガムを派遣、ロアナプラでの策動をエダに命じる。しかしロアナプラは彼の力ではどうしようもないくらいの存在である上に本国でのオサリバンの説得に失敗してしまい、計画はとん挫。最終的には降格の憂き目にあった。エダやレブンクロフトからは辛辣な評価をされている。 カーディナス・シェリンガム CIAがトリシア誘拐を依頼した外部エージェントで、コードネームは”魔術師”。戸籍上はオランダ国籍の28歳。誘拐のプロともいうべき人物で、相手をストックホルム症候群にさせることに長けている。その通り名や特徴からエダがロットンと勘違いし、今回の騒動の発端となった。実はトリシアがロアナプラに到着する前日にバンコクで交通事故に遭い、死亡していた。 會舜天(ツェンシュンティエン) 中国の大物政治家で外交のスペシャリスト。過去に福建省から一家でアメリカに渡り、その時同じ勤労青年同士だったフィリップ・オサリバンと親友同士となる。その後第二次大戦時の抗日戦線に参加するために帰国。その後は失脚を経験しながらも中国共産党の大物政治家となる。一方で地元・福建省を本拠地とするマフィア・布袋幇(プウタイバン)を傘下に持ち、布袋幇構成員からは「操偶老」と崇拝されている。 陸韜(ルタオ) 福建省に本拠を持つ中国系マフィア布袋幇の構成員で、三節棍及び詠春拳を使いこなす手練。人数分以上のピストルやアサルトライフルを用意し、解放軍出身者を含む選抜きの手下を14名つれてトリシアを連れ戻すためにロアナプラに送り込まれた。短気で粗暴な人物だが思慮深く部下思いの一面もある。 會克敏(ツェンカーミン) 親同士が決めたというトリシアの許婚の青年で舜天の孫。美形。 まだあどけなさを顔に残しつつもテーラードスーツを隙無く着こなし、張をうならせるほど今時珍しいくらいに礼節と仁義を弁えた青年。 ディック・クルーグランド 陸たちをロアナプラに案内する水先案内人の米国人男性。陸をして「うすらデカイのが取り柄の役立たず」だったが、実はシャドーファルコンの変装した姿。 ジベール ロアナプラの住人。かつては腕利きの兄貴分と共に羽ぶり良い時期を過ごしていたが、その兄貴分をレヴィに殺されてからは転落の一途をたどっており、彼女及びラグーン商会を非常に憎んでいる。
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