第41節に至るまでの経緯
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「2016年のJ2リーグ#リーグ概要」も参照 開幕前に昇格候補と目されたのは、前年J1昇格プレーオフ決勝で涙をのみ、オフに柿谷曜一朗が復帰したセレッソ大阪、24選手が退団し19選手が加入するという大幅な選手入れ替えを行なったジェフユナイテッド千葉、それに1993年のJリーグ初年度からJ1に所属したオリジナル10の一員で、前年降格するも主力の大半が残り「昇格請負人」小林伸二監督の下で1年でのJ1復帰を目指す清水エスパルスであった。 開幕からしばらくは首位が入れ替わった。ルーキーのMF瀬川祐輔の活躍で開幕2連勝で序盤の首位を奪ったザスパクサツ群馬はその後失速、直後にクラブ初の首位に立ったロアッソ熊本は熊本地震により1ヶ月間の試合中止を余儀なくされコンディションを落とし、序盤から中盤にかけて首位を争ったのは開幕8戦負け無しのC大阪、下部組織を長年指導した四方田修平の下でヘイス、マセード、ジュリーニョが加わりエースFW都倉賢を中心とした前線の高い決定力を誇る札幌、4年振りのJ2でもJ3時代に培った高い守備力を堅持しつつもFW中島裕希が加わって攻撃力が増し、第9節には8戦無敗でクラブ初のJ2首位に立ったFC町田ゼルビアだった。しかし要所要所で取りこぼし順位を下げたC大阪・町田に対して、札幌は第11節で首位に浮上すると1-0の勝利が11試合という安定した試合運びを見せ、特にホームでは開幕から18試合負け無し(16勝2分)、前年からJ2タイ記録の23試合負け無しと圧倒的な強さを見せ首位を独走する。 そのまま9月まで首位を続けていた札幌だったが、10月に入るとシーズン初の連敗を含む1勝2分2敗と失速。第40節が終わった時点でも自動昇格が決定しておらず、FW高崎寛之・MFパウリーニョの加入などで後半16戦無敗(9勝7分)の松本が札幌と勝ち点差なしの2位、エースFW大前元紀が大怪我から復帰、J2得点ランク1位の鄭大世との2トップを中心に得点を量産し7連勝で猛追する清水が札幌と勝ち点差3の3位まで迫ってきた。 第40節終了時点での上位順位表順チーム試勝分敗得失差点出場権または降格1 北海道コンサドーレ札幌 40 24 9 7 63 32 +31 81 J1リーグ 2017へ昇格 2 松本山雅FC 40 23 12 5 56 28 +28 81 3 清水エスパルス 40 23 9 8 81 35 +46 78 J1昇格プレーオフに出場 最終更新は2016年11月6日の試合終了時出典: J. League Data Site順位の決定基準: 1. 勝点; 2. 得失点差; 3. 得点数. 一方の残留争いは、清原翔平ら主力を引き抜かれ開幕から10戦未勝利(2分8敗)で大きく躓いた金沢、新スタジアム開場を来年に控えて地元出身のMF本山雅志やFW池元友樹を加えるも開幕戦以降11戦勝利なしの北九州、後半にDFに怪我人が続出してベストメンバーを組めなくなったカマタマーレ讃岐、4連勝直後に7連敗するなど好不調の波が激しくラモス瑠偉監督の解任に踏み切ったものの、依然調子の上向かず一時は最下位まで転落した岐阜を中心に、モンテディオ山形、東京ヴェルディ、熊本などが加わる展開となり、第40節終了時点では7チームに降格の可能性があった。 第40節終了時点での下位順位表順チーム試勝分敗得失差点出場権または降格16 モンテディオ山形 40 10 13 17 38 47 −9 43 J2残留 17 東京ヴェルディ 40 10 13 17 40 55 −15 43 18 ロアッソ熊本 40 11 10 19 37 52 −15 43 19 FC岐阜 40 11 7 22 43 68 −25 40 20 カマタマーレ讃岐 40 9 12 19 40 60 −20 39 21 ギラヴァンツ北九州 40 8 13 19 41 59 −18 37 J2・J3入れ替え戦に出場 2 22 ツエーゲン金沢 40 8 13 19 36 60 −24 37 J3リーグ 2017へ降格 2 最終更新は2016年11月6日の試合終了時出典: J. League Data Site順位の決定基準: 1. 勝点; 2. 得失点差; 3. 得点数.
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