第4次規格とは? わかりやすく解説

第4次規格

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 14:42 UTC 版)

JIS X 0208」の記事における「第4次規格」の解説

第4次規格は、1997年1月20日第3次規格改正したJIS X 0208:1997 7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化漢字集合 (7-bit and 8-bit double byte coded KANJI sets for information interchange) である。97JISとも呼ばれる工業技術院委託を受け、日本規格協会符号化文字集合調査研究委員会原案作成した委員長芝野耕司であった。 この改正基本方針は、文字集合対す変更をおこなわず、曖昧な規定明確にし、より使いやすい規格とすることであった文字追加削除または区点位置入れかえおこなわれず例示字体一切変更されなかった。ただし、規格票全面的に書き直され補充された。第3次規格規格票解説除いて65ページであったに対して、第4次規格の規格票解説除いて374ページとなった改正の要点は以下にまとめられる符号化方式の明確化 第3次規格までは、JIS X 0202符号拡張法のもとで符号化する方法のみが規定されていた。これは符号化文字集合規格としては異例のことであった。第4次規格では、符号拡張法のためのエスケープシーケンス使わない符号化方式規定された。 空き領域の使用の原則的な禁止および空き領域の利用方法の明確化 第3次規格規格票は、規格一部ではない解説に、空き領域一部外字割り当ててもよい領域であるとするような記述があった。第4次規格では、空き領域基本的に使用禁止領域であることが明確にされた。また、空き領域利用するための条件明示された。 重複符号化の原則的な排除文字に他の規格整合する文字の名前与えられた。ISO/IEC 646国際基準版またはJIS X 0201併用する符号化方式規定された。併用にあたっては、同じ名前の文字割り当てられ2つ符号位置のうちの一方のみが許され重複符号化原則的に排除されることになった漢字の典拠の調査 従来、『康熙字典』にも『大漢和辞典』にも見られない漢字がこの規格含まれていることが指摘されていた。そこで、第1次規格いかなる意図いかなる典拠に基づきこれらの漢字収録したのかが調査された(詳細幽霊文字参照)。 漢字の包摂規準の明確化 第1次規格原案作成のための資料など基づいて各区位置表現する字体範囲について第1次規格意図復元こころみられた。そして、漢字の字体の包摂規準明確に規定された。 事実上の標準の取り込み Shift_JISISO-2022-JPそれぞれパーソナルコンピュータ電子メールにおける符号化方式事実上の標準となっていた。これらの符号化方式それぞれ、「シフト符号化表現」および「RFC 1468符号化表現」として規格取り込まれた。

※この「第4次規格」の解説は、「JIS X 0208」の解説の一部です。
「第4次規格」を含む「JIS X 0208」の記事については、「JIS X 0208」の概要を参照ください。


第4次規格

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 06:03 UTC 版)

ISO/IEC 2022」の記事における「第4次規格」の解説

7ビット符号中心記述から8ビット符号中心記述改められた。

※この「第4次規格」の解説は、「ISO/IEC 2022」の解説の一部です。
「第4次規格」を含む「ISO/IEC 2022」の記事については、「ISO/IEC 2022」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「第4次規格」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第4次規格」の関連用語

第4次規格のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第4次規格のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのJIS X 0208 (改訂履歴)、ISO/IEC 2022 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS