第2の哨戒 1942年1月 - 3月とは? わかりやすく解説

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第2の哨戒 1942年1月 - 3月

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 16:48 UTC 版)

トラウト (SS-202)」の記事における「第2の哨戒 1942年1月 - 3月」の解説

1942年1月12日トラウト2回目の哨戒コレヒドール島向かった。この哨戒は、日本軍包囲されつつあるコレヒドール島に3,500発の弾薬輸送する特別任務であった1月16日ミッドウェー島給油したのち、コレヒドール島急行した1月27日トラウトは.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯2550東経13945分 / 北緯25.833度 東経139.750度 / 25.833; 139.750の小笠原諸島近海左舷前方灯火発見潜航し距離1,400メートル魚雷発射した命中しなかった。トラウト目標まで550メートル接近し観測すると、相手はどうやら駆逐艦であり、トラウトはこれを避けるようにして航行続けた2月3日夕刻トラウトコレヒドール島沖で出迎えた魚雷艇PT-34援護受けてコレヒドール島南岸船着場到着したトラウト託送品の弾薬陸揚げし燃料と2本の魚雷搭載。さらにバラスト求めた。あいにく砂袋コンクリートの袋も持ち合わせがなかったが、この時、マニュエル・ケソン大統領フィリピン共和国通貨準備金として用意され日本軍の手から避難させるべくフィリピン銀行12行から持ち出されていた金の延べ棒20トンペソ銀貨存在知り、それらをバラスト代わりに積み込むこととした。延べ棒紙幣から兌換されたものであり、これらは夜明け前証券メールとともにトラウト積み込まれた。一種宝船化したトラウト哨戒艦誘導により日本側が敷設した機雷原抜け南シナ海に出ることに成功2月10日トラウト東シナ海入ったその日午後トラウト基隆沖で特設運送船中和丸(日東鉱業、2,719トン)を発見。距離1,800メートルから魚雷発射した命中しなかった。トラウトはもう2本発射し、こちらは命中25分後、トラウトソナー中和丸のボイラー爆発する音を4つ聴取したトラウト小笠原諸島方面進路取ったが、直後別の船を距離2,700メートル位置発見。2本の魚雷発射したが、命中しなかった。敵が反撃してきたので、トラウトは一旦深度37メートル潜ったのち、潜望鏡深度戻して3番目の魚雷目標向けて発射トラウトフルスピード航行する別の船も確認したが、それを攻撃する機会はなかった。それでも、トラウト200トン哨戒艇撃沈した判断された。3月3日トラウト50日間行動終えて真珠湾帰投貴重な積荷軽巡洋艦デトロイト (USS Detroit, CL-8) に移された。 トラウトはこの任務成功により、艦には殊勲部隊章英語版)が、フェノー艦長には海軍十字章陸軍から殊勲十字章が、そしてトラウト乗組員全員にはシルバースターそれぞれ授与された。

※この「第2の哨戒 1942年1月 - 3月」の解説は、「トラウト (SS-202)」の解説の一部です。
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