第2の哨戒 1942年4月 - 6月とは? わかりやすく解説

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第2の哨戒 1942年4月 - 6月

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/01 14:57 UTC 版)

トートグ (潜水艦)」の記事における「第2の哨戒 1942年4月 - 6月」の解説

4月24日トートグ2回目の哨戒マーシャル諸島方面向かった4月26日10時ごろ、トートグジョンストン島近海航行中潜望鏡発見したトートグ相手に対して有利な態勢持ち込み魚雷1本を発射命中して相手沈没した相手呂30であろう判断され、この戦果公認された。しかし、当の呂30はこの少し前に除籍されたばかりであり、トートグ発見して沈めた物体正体不明である。担当海域到着直後トートグ司令部から、至急トラック諸島近海急行するよう命令受けた珊瑚海海戦損傷した空母翔鶴無傷空母瑞鶴中心とする日本艦隊トラック向かっており、特に翔鶴は相当な大損害を被ったものと司令部では判断していたため、これを撃沈すべく "Wounded Bear" (手負い熊)と称する作戦を行うこととした。しかし、翔鶴損傷度合い見込み違いしていたせいで、トートグと他の潜水艦グランパス (USS Grampus, SS-207) 、ガー (USS Gar, SS-206) 、グリーンリング (USS Greenling, SS-213) はいずれ翔鶴去られてしまい、肩透かし食らった翔鶴5月11日トラック出航したが、トートグはこれにも気付かなかった。5月15日トートグトラック南方特設運送船五洋丸(五洋商船、8,467トンに対して魚雷2本を発射。1本が命中して五洋丸は中破した。しかし、もう1本が円を描いて不安定な動きをしたので、トートグは自艦に命中するの防ぐべく深く潜航することを余儀なくされた。この頃トートグウルトラ情報英語版)により、付近にトラックへ向かう4隻の日本潜水艦がいることを知らされた。この4隻はシドニー襲撃参加する伊22伊24伊27伊28である。2日後5月17日朝、トートグ情報どおり潜水艦向かってくるのを確認最初に来た潜水艦2番目の潜水艦取り逃がし、特に0648に2番目の潜水艦向けて発射した魚雷は、早期爆発起こしてしまった。3番目にやってきたのが伊28であり、トートグ司令塔に「イ28と書かれているのがはっきり分かるほど接近し、1101に魚雷2本を発射。うち1本が伊28命中し伊28航行不能となる。右舷著しく傾斜する伊28後部から反撃魚雷2本を発射してきたと判断したトートグ水深46mの位置逃れた後、1107に730mの距離でとどめの魚雷発射魚雷伊28木っ端微塵にし、伊28破片乗組員肉片などが降り注いだ5月22日夜、トートグ北緯0610東経15110分 / 北緯6.167度 東経151.167度 / 6.167; 151.167の地点トラックから出てきた2隻の貨物船発見し特設給炭油船三江丸(大連汽船、5,461トンに対して魚雷発射し命中させて撃破した3日後の5月25日18時30分ごろ、トートグ北緯0405東経14411分 / 北緯4.083度 東経144.183度 / 4.083; 144.183の地点ラバウルから神戸向かっていた特設運送船彰化丸(大阪商船、4,467トン)を発見彰化丸は前日まで他の貨物船船団組んでいたが、護衛艦去ったので独航していたものであったトートグ彰化丸に魚雷1本を命中させ、彰化丸は5分で沈没したトートグはこの哨戒で6隻19,500トン戦果挙げた主張したが、戦後のJANAC(英語版)の調査で3隻7,500トン下方修正された。6月11日トートグ47日間行動終えてフリーマントル帰投した。

※この「第2の哨戒 1942年4月 - 6月」の解説は、「トートグ (潜水艦)」の解説の一部です。
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