第2の哨戒 1942年11月 - 1943年1月
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「アンバージャック (SS-219)」の記事における「第2の哨戒 1942年11月 - 1943年1月」の解説
11月21日、アンバージャックは2回目の哨戒でソロモン諸島方面に向かった。11月27日、アンバージャックは南緯07度08分 東経155度28分 / 南緯7.133度 東経155.467度 / -7.133; 155.467の地点で2隻の駆逐艦を発見し、艦尾発射管から魚雷を4本発射したが、いずれも命中しなかった。攻撃後深々度潜航で避退し、2時間後に浮上。特に損害が認められなかったので、新しい哨区をショートランド沖に設定し移動した。2日後の11月29日、南緯07度16分 東経155度53分 / 南緯7.267度 東経155.883度 / -7.267; 155.883のトレジャリー諸島沖合いで日本の潜水艦を発見し攻撃をしようとしたが、相手が潜航して退散したので攻撃の機会は得られなかった。ショートランド沖の哨区に到着したアンバージャックは、12月3日に南緯07度07分 東経155度29分 / 南緯7.117度 東経155.483度 / -7.117; 155.483の地点で、ショートランドに出入りしていた潜水艦を発見し魚雷を4本発射したが、これも命中しなかった。12月15日、南緯07度14分 東経155度21分 / 南緯7.233度 東経155.350度 / -7.233; 155.350の地点で輸送船団を発見し、4,000トン輸送船に対して2本、小型輸送船と小型タンカーに向けてそれぞれ魚雷を1本ずつ計4本発射したが、命中しなかった。12月19日朝、アンバージャックは南緯07度05分 東経155度24分 / 南緯7.083度 東経155.400度 / -7.083; 155.400の地点で大型輸送船と駆逐艦を発見して接近を試みるが、約4,000ヤード(約3,700メートル)まで接近したところで3機の水上機を発見し攻撃をあきらめた。翌12月20日、南緯07度10分 東経155度21分 / 南緯7.167度 東経155.350度 / -7.167; 155.350の前日とほぼ同じ海域で哨戒中のアンバージャックは15分間隔で響く爆発音を聴取し、やがて中型輸送船と2隻の駆逐艦の姿を発見する。1隻の駆逐艦が反転してアンバージャックの方に向かってくるのが見えたため、75メートルの深度に避退して爆雷攻撃が収まるのを待った。6発の爆雷を投じられ、船体のバルブが外れる。また、2本の潜望鏡やレーダーを支える台も破損した。アンバージャックは浮上し応急修理を施した後、ニューアイルランド島北東海面に移動して哨戒を続行した。1943年1月1日、アンバージャックは南緯00度20分 東経148度20分 / 南緯0.333度 東経148.333度 / -0.333; 148.333の地点で新しい目標を発見して攻撃しようと接近するが、駆逐艦の存在はアンバージャックの攻撃意図を挫かせた。1月5日、アンバージャックは哨区を離れてブリスベンに帰投することとした。1月11日、アンバージャックは51日間の行動を終えてブリスベンに帰投した。
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