王族直属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 00:46 UTC 版)
「オーバーロード (小説)」の記事における「王族直属」の解説
ガゼフ・ストロノーフ (gazef stronoff) 声 - 白熊寛嗣 職業:ファイター、マーセナリー、チャンピオンなど 呼び名:王国最強の戦士 王国戦士長。30代。中土月21日生。趣味は貯金。 自ら鍛え上げた国王直属の精鋭を指揮し、王国最強を謳われて近隣諸国にその名を轟かせる男。既にその力量は英雄に及ぶともいわれ、王国に伝わる五宝物全ての装備を認められている。南方の血を引いており、この地域では珍しい黒髪黒目の持ち主。「六光連斬」を代表とする複数の武技を操り、究極の武技をも使いこなすという。 一介の平民から身を立てたため平民を慮る想いが強く、自らを陥れる罠と知っていてなお民のために危地に飛び込む等精神面でも優れた好漢である。その分、貴族派閥に属する者達等からは疎まれている。良くも悪くも武辺者であり、私生活も質素そのもの。政治的に微妙な位置にいるにもかかわらず、あくまで王の剣であろうという考えを持ち、宮廷での政治闘争とは関わりを持とうとせず、よって貴族位も与えられていなかった。 当初はレエブンを奸臣と誤解し蛇蝎の如く嫌っていたが後に誤解が解けて和解、信頼のおける仲間と感じている。レエブンからも信頼されており、アインズを含めた帝国軍の侵攻を解決した後は貴族に任命される事で政治から逃げずに立ち向かうよう求められていた。 大虐殺の際に、ウェブ版では生存。 書籍版では死なせるにはあまりにも惜しい逸材だとアインズからの勧誘を受けるも王への忠誠心を盾に蹴り、一騎討ちを申し込んで成立させるが、アインズに時間停止された挙句、真実の死(トゥルー・デス)をかけられ「嫌いではなかったぞ」と言葉を投げかけられながら彼の腕の中で命を落とす。平民はすぐに裏切るという悪評で平民出身者が不利益を被るのを危惧した事と、敬意と好意を抱いているアインズに対して偽りの忠誠を誓う事が彼にはできなかった。また王の信頼が篤い自分の死によって、大敗北を喫した王に向けられる憎悪を少しでも和らげられればとも考えていた。アインズは遺体を清めて丁重に渡すと、彼を実験材料などに利用せず最大の敬意を払って弔おうとするもブレインに断られ、彼に渡され王都の墓地へ埋葬された。 彼我の実力差を埋める事は出来ず、結果こそ一撃で葬られたといっていいが、そこから得た情報をブレインとクライムに託す。アインズとはカルネ村での一件以来、立場の違いこそあれ互いに好感を抱いており最期まで敬意と尊敬を持った態度で接しあった。 副長 声 - 亀山雄慈 ガゼフの部隊の副長。大虐殺の際死亡した。 クライム (climb) 声 - 逢坂良太 職業:ファイター、ガーディアンなど 呼び名:忠犬 装備:純白の全身鎧 身寄りもなく素性も不明であったが幼い頃ラナーに拾われ生を得た青年。王女付きではあるが、特別な才能などは無く努力を愚直なまでに重ね、英雄の領域には到底及ばないものの王国兵士内では上位の実力を身につけている。趣味は英雄譚等の収集。 王女とは幼少の頃からの付き合いという事もあり、彼女からは非常に近い距離感で接されている。身分に見合わない純白の全身鎧も彼女から贈られた物である。命の恩人としての心酔や王家への忠誠に留まらず、王女へ確かな恋心を抱いてはいるが、明かすものでもないとして隠している。 彼の望みは恥ずべき事の無い王女の騎士である事のみであり、成り上がり故に周囲から振りまかれる悪意も確かな意志で跳ね返し、政治的にも付け込まれまいとしている。それでも努力だけでは届かぬ高みに非才の身で挑もうとしているとして、同じ戦士としてのガゼフやイビルアイ等からは好感され、期待されつつもその在り方を危ぶまれている。 そんな現状に焦れていたある日、偶然セバスの技を目撃し師事を乞う。了承したセバスによってほんの一時で可能な稽古を提示され、そこで放たれた圧倒的な殺気を王女への想いで耐え切り、一段と成長した。 その後、セバスから受けた相談からの流れで八本指の「六腕」の一人と対峙し、これを追い詰めるも重傷を負うが、ウェブ版では突如現れたセバスに、書籍版では別行動を取っていたブレインに助けられ一命を取り留める。
※この「王族直属」の解説は、「オーバーロード (小説)」の解説の一部です。
「王族直属」を含む「オーバーロード (小説)」の記事については、「オーバーロード (小説)」の概要を参照ください。
- 王族直属のページへのリンク