海一証券
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 05:33 UTC 版)
企業序列第24位。 目黒 正樹(めぐろ まさき) 声 - 川本宗幸 海一証券代表闘技者。通称『泣き男』。33歳。正規の闘技者を倒し代表闘技者の座を奪った。 生まれながらのサイコキラーで、善悪の区別がつかず自分の欲求のままに人を殺す。かつて“鬼の目黒”と呼ばれた柔道家・目黒広樹の息子で、自身も7歳のころから父の道場で柔道をしていた。12歳の頃には少年柔道全国大会で優勝、13歳の時点で相手になるのは父と世界大会の日本代表に選ばれた石田だけと言う程の才能を見せていた。長い間素直な少年を装っていたが、徐々に殺人狂の本性を抑えられなくなり、4日間で門下生である石田・宗光・鈴本、そして自らの父の計4名を次々に投げ殺し失踪。未成年だったために「少年M」として実名報道はされず、警察の捜査は難航し、以後20年消息を絶つ。その間、速水が匿っていた。 常に口から出した舌・焦点の合わない目・ゴリラのような四足歩行といった見るからに狂人と言った容貌だが、平常時ならなんとか会話できないこともない。興奮すると血涙を流す。 基本的なスタイルは柔道だが、目つぶしや噛みつきを含めた獣のような戦い方もする。柔道家としての実力は高く、13歳時点で大人の投げに耐える強靭な足腰と相手を一撃で投げ殺す怪力を有していた。武術の特性として本来ノーギ(上着を着ていない)相手には不利であるが、柔道でつかむ袖と襟の位置にある二の腕と鎖骨を掴んで投げ技をかけることで柔道家特有の弱点をカバーしている。蹴り足を取って投げるなどほかの武術にも適応しており、柔道の持ち味であるマウントの攻防も得意とする。さらに、痛みに比例して脳内麻薬の分泌が上昇する特異体質により「すべてのダメージが快楽に転化される」ため、目や三半規管を潰されてもひるむどころか嬉々として力が増し、異常なまでの耐久性を見せることから、ムテバをして「怪物(フリークス)」「狂獣」と称されるほど。 トーナメントではムテバ・ギゼンガと対戦。闘いの序盤相手がノーギで自分に不利な状態ながらいきなり投げ倒した上にマウントポジションを取り、一度はムテバを追い詰めたかに見えたが、本気を出したムテバにより気道を潰され、首をへし折られ、眼窩から脳を貫手で直接攻撃されるという急所への連撃を受け、最期は自身が殺した父達の亡霊に対して「ああ…楽しかった…」と笑みを浮かべながら絶命。トーナメントにおける唯一の死者となった。 父親をも躊躇なく殺害するも、尊敬する人物が父親でもあり、柔道を教えてくれたことを現在まで感謝しているので、本人なりに父親への情はあった模様。 『ケンガンオメガ』では東洋電力の闘技者として同じ名前と顔を持つ弟だという速水正樹が登場するが、戸籍上では兄弟は存在しないことになっている。 外見はヴェノムのオマージュ。使用武術・柔道 野村 公平(のむら こうへい) 海一証券社長。眼鏡をかけた出っ歯な男。54歳。経営者としては可もなく不可もなく、といったところらしい。速水の傀儡となったが、1回戦突破失敗の責任を取らされ拘束される。クーデター失敗後は蕪木の手で解放された。クーデター鎮圧後は協力を強制されていたということで、放免された。 台詞があるのは42話だけで、名前付きの拳願会員では最もモブに近い。 乾 町三(いぬい まちぞう) 海一証券元闘技者。拳願絶命トーナメントに参加するはずだったが、目黒に襲撃され敗北する。
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