津山事件をモデルとした作品
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「津山事件」の記事における「津山事件をモデルとした作品」の解説
『新日本暴行暗黒史 復讐鬼』1969年公開の日本映画。監督は若松孝二。日本暴行暗黒史シリーズの3作目であり、本事件をモデルとした映画で上映素材が現存するものの中では最古の作品といわれている。 『八つ墓村』 横溝正史、角川文庫、1971年 ISBN 4041304016冒頭部で語られる村人32人殺し事件は、本事件をモデルとした。ただし犯人は事件と異なり村の有力者という設定である。 『丑三つの村』 西村望、毎日新聞社、1981年(徳間文庫、1984年 ISBN 4195675936)本事件を題材にしたノンフィクション小説。 1983年に監督・田中登、主演・古尾谷雅人で映画化。公開前に映画倫理委員会が「全編が残虐で非道的」と判断、18歳未満の観覧を禁止する成人映画に指定された。 「負の暗示」『神かくし』所収 山岸凉子、秋田文庫、1998年 ISBN 4253172466本事件を漫画化した作品。 『龍臥亭事件(上・下)』 島田荘司、光文社文庫、1999年 ISBN 4334728898(上巻)、ISBN 4334728901(下巻)舞台となる集落の名称は変更されているが、津山事件に詳しく言及される下巻の内容は筑波昭の著作と重複する部分が多い。 『SIREN』、ソニー・コンピュータエンタテインメント、2003年作中に津山事件を元にした「××村三十三人殺し」という都市伝説が登場する。主人公が物語に関わる重大なキーとなっている。 『夜啼きの森』 岩井志麻子、角川ホラー文庫、2004年 ISBN 4043596049本事件を題材にしたホラー小説。 『「八つ墓村」は実在する』 蜂巣敦、ミリオン出版、2005年 ISBN 4813020291『八つ墓村』と本事件の関連性を、現地調査等を通じて考察した本。 『《津山三十人殺し》幻視行』月蝕歌劇団、2008年8月初の演劇化。作・演出 高取英、音楽 J・A・シーザー。これも有名な阿部定事件の阿部定の自供調書が効果的に使われた(但し、阿部定事件は本事件とは無関係であると近年検証されている)。 『ツバキ』、押切蓮介、2011年ホラー漫画。シリーズ中に本事件をベースにしたエピソードが存在する。 『夜見の国から』、池辺かつみ、ニチブンコミックス、2012年本事件を題材にした劇画。 「ムツオさん」『THE SHOW MUST GO ON』所収 筋肉少女帯、徳間ジャパン、2014年本事件をモチーフとした楽曲。 『ゴールデンカムイ』、野田サトル、集英社、2014年明治時代の北海道が舞台のサバイバル漫画。「三十三人殺しの津山」と呼ばれる人物が登場する。
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