津山だんじり囃子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/23 02:44 UTC 版)
津山だんじりの囃子は、津山松平家(越前家)の陣太鼓が始まりと伝わる。津山松平家は初代藩主・宣富が津山初入国の際、祭り見物を楽しんだことから歴代藩主は祭りの「城内引き入れ」を慣例とするなど祭りと深く関わってきた歴史がある。陣太鼓は軍陣で軍勢の進退を指示し、士気を鼓舞するために打った太鼓で、鉦(かね)とともに用いられた。鉦は陣鐘(じんしょう)と呼ばれ小型の梵鐘(半鐘)が使われた。現在も津山だんじりの囃子は太鼓と鉦のみで、元は陣太鼓であったことが色濃く残っている。 津山松平家の陣太鼓が祭りに用いられるようになったのは、津山だんじりが最も成熟した幕末からとされ、有事に備え陣太鼓を城下の祭り(徳守神社、大隅神社)に用いることで、城下の士気を高めると同時に武家以外にも周知を図ったと考えられる。
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