沖縄戦後の心理作戦部隊とは? わかりやすく解説

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沖縄戦後の心理作戦部隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 06:39 UTC 版)

牧港補給地区補助施設」の記事における「沖縄戦後の心理作戦部隊」の解説

硫黄島戦闘以降米軍心理戦重要性大きく認識し沖縄戦諜報プロパガンダ宣撫戦略専門とする心理戦部隊活躍した戦後もまた沖縄米軍心理作戦部隊本拠地であり続けた。 第7心理戦部隊 (7th Psychological Operations Group) は、米国陸軍心理作戦部隊 (psychological operations: PSYOP) として1965年8月19日沖縄組織され10月20日牧港補給地区 (キャンプ・キンザー) に司令部をおいて始動した極東地域米陸軍によるプロパガンダ宣撫活動担った朝鮮半島ベトナムなどへのラジオ放送ビラ印刷と、沖縄宣撫政策一環として『守礼の光』や『今日の琉球』などの印刷出版担ったまた、日本沖縄とは異な文化を持つことを強調しながら、いかにアメリカ軍沖縄福祉教育などに貢献しているかをアピールするラジオ番組放送した施設番号 名称 第7心理作戦群 FAC6056 牧港補給地区 司令部 FAC6057 牧港補給地区補助施設 第7心理作戦部隊倉庫 FAC6034 平良川通信所 ラジオ隊 「 ベトナム戦争続けていく上で物資輸送兵士訓練嘉手納基地の自由使用、それに心理作戦特殊部隊活動など沖縄極めて重要な拠点でした。その為にアメリカ沖縄基地沖縄人々反対な自由に使いたかったし、そればかりか労働としても必要だったのです 」 —元陸軍通信将校(Qリポート 米軍宣撫工作より) 沖縄牧港補給地区 (キャンプ・キンザー) に司令本部をおく第7心理戦部隊 (7th PSYOP) は、10部隊構成され沖縄だけでなく、日本本土朝鮮半島台湾タイベトナム、つまり極東アジア地域展開する心理戦部隊であった。VUNC (国連軍総司令部放送) の番組制作だけではなく心理戦使用される印刷物作成印刷担った米陸軍心理印刷中隊 (US Army Psychological Printing Company) では大量プロパガンダ出版物印刷された。在韓米軍兵士向けの雑誌のほか、韓国軍警察関係者無料配布される雑誌『自由の友』も50 発行していた。 沖縄日本返還にともない1973年10月11日沖縄から撤退ノースカロライナ州フォートブラッグ本部移転したが、1974年6月30日にその地で解散したその後、再び再結成され1975年10月30日カリフォルニア州サンフランシスコプレシディオ本部移した。 第15心理戦分遣隊 (戦略任務隊) 琉球列島米国高等弁務官府による沖縄住民の向けの月刊誌『守礼の光』97,000 部)の発行韓国向けのVUNC放送沖縄民放放送番組制作も手がけた。

※この「沖縄戦後の心理作戦部隊」の解説は、「牧港補給地区補助施設」の解説の一部です。
「沖縄戦後の心理作戦部隊」を含む「牧港補給地区補助施設」の記事については、「牧港補給地区補助施設」の概要を参照ください。

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