正眞とは? わかりやすく解説

しょう‐しん〔シヤウ‐〕【正真】

読み方:しょうしん

古くは「しょうじん」》偽りのないこと。本物であること。真正。「—の黄金(こがね)」


正真

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/22 16:28 UTC 版)

正真(まさざね)は刀工の名。および、その流派の名、その刀剣の名。


  1. ^ a b c d e f g h i 「[正真〈○六人△二人〉] ○金房隼人佐――或ハ二字銘に切和州南都住天文比正実同人と云 ○勢州桑名住千子――或ハ二字銘に切平安城長吉此地へ来りて両作あり文亀比 ○藤原――と切三州田原住本国和州南都金房一派にして三河文殊と唱ふ本多家十方切の作人〈或ハ蜻蛉切トモ〉天文比 ○相州住――と切大永比 ○備前直宗流二字銘に切嘉元比 ○備後国三原住貝――と切明応文亀比 △和州南都住藤原――と切金房新次郎と号慶長比 △武州住源――と切時代不明」(山田 1900, 巻三、五十二丁オ(国文学研究資料館のシステムでは159コマ/全400コマ))
  2. ^ a b c d e f 藤代, p. 284-286.
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n 福永 1993, 5巻, pp. 77–78.
  4. ^ a b c d e f g h i j k 藤田 1938, pp. 31–37.
  5. ^ a b 福永 1993, 1巻, pp. 107-108.
  6. ^ 三重県教育委員会. “文化財検索一覧”. 2018年8月25日閲覧。
  7. ^ 尾関 1855, 十一丁、80コマ目.
  8. ^ a b c d 福永 1993, 2巻, p. 15.
  9. ^ Nagayama, Kōkan (1997). The Connoisseur's Book of Japanese Swords. Kodansha International. p. 37. ISBN 9784770020710. https://books.google.co.jp/books?id=zPyswmGDBFkC&pg=PA37 
  10. ^ a b 福永 1993, 4巻, p. 121.
  11. ^ 仰木 1792, 国文学研究資料館のシステムでは93コマ/全297コマ.
  12. ^ 福永 1993, 1巻, p. 255.
  13. ^ a b c d 松浦 1978, pp. 201–205.
  14. ^ 正真 後柏原美宇文亀永正大和国文殊末当国田原住按金房一門なるべし(鎌田 1851, 巻之二、二丁オ)
  15. ^ 正真文亀永正大永大和の文殊一類当国田原に住す太刀の象大小共手揆物の如し地鉄締りて錵細に匂ひ深し上手也此作には蜻蛉切といふ名物の鑓有り按金房の同名同人も知る可からず(鎌田 1851, 巻之十一、四丁オ)
  16. ^ 小笠原 1994.
  17. ^ 渡辺 1921, 32巻, p. 1376.
  18. ^ 山本 2018.
  19. ^ 栗原 1909, p. 789.


「正真」の続きの解説一覧

正真(しょうしん)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 07:00 UTC 版)

出世花」の記事における「正真(しょうしん)」の解説

住職高潔な人格者で、正縁や正念らをしっかりと導いている。

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正真

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 23:48 UTC 版)

村正」の記事における「正真」の解説

詳細は「正真#伊勢千子正真」を参照 伊勢千子派もう一人代表的人物が正真(まさざね)である。 酒井忠次愛刀で七男の松平甚三郎庄内藩主席家老)の家系に伝わる猪切いのししぎり)は、千子正真の作である(銘は「正真」の二字)。若かりし頃の家康が伴を連れて狩り出た時、忠次がこの千子正真でを斬ったので、に「猪切」の金象嵌入れたのだという。その他、「刀 銘正真」一振り三重県有形文化財となっている。 『全休系図によれば千子派初代正真は楠木正成の子孫であり、父は二代正重で、子に二代正真と雲林院政盛がいる。 正真という刀工は、伊勢千子派の正真と世代的にも地理的にも近いところで、他に大和金房派の正真(金房隼人丞正真)と三河文殊派の正真(「文殊」は手掻派の通称)の二人がおり、この三者のうちのそれぞれの組み合わせについて同一人物説があって、かなり混迷している。本多忠勝の愛蜻蛉切明治時代以降天下三名槍数えられる)は、銘に「藤原正真作」とあるが、どの正真なのかはっきりしない。この「藤原正真」についても、千子正真という説、三河文殊正真という説、そもそも伊勢千子派三河文殊派で同一人物であるという説、別人ではあるが両者とも「藤原正真」の銘を切ったことがあるという説がある。福永酔剣は、古剣書にある「永正十二年三月日」「大永六年八月十二日」の銘を切った藤原正真は千子正真だが、蜻蛉切藤原正真田原藩田中正ではないか、としている。 江戸時代三河田原藩の素封家酒造業のちに薬種業営んでいた田中氏三河文殊正真後裔称していた。田中氏家系図によると、大和手掻派の包吉が田原移住してきたとき、男児無かったので弟子田中久兵衛正真を長女の婿としたが、この田中正真こそが三河文殊正真であるという。生年本多忠勝と同じ天文17年1548年)、没年慶長16年8月22日グレゴリオ暦1611年9月28日)である。田中正真が活動していた頃の田原城代は、忠勝と同じ三河本多氏本多広孝であり、福永酔剣は、忠勝が広孝を通じて田中正真に蜻蛉切を作らせた可能性十分にあるとしている。田中正真の墓は、2018年現在愛知県田原市田原町二ツ坂に現存する田中正真の子では五男の久兵衛のみが刀工となり戸田忠昌天草転封1664年に従って天草移住した小笠原信夫は、三河文殊正真もまた地域作風年代からして村正技術的交流があったとしている。

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