楽教徒たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/22 09:03 UTC 版)
中華 楽狂(ちゅうか らっきょう) 第1話で阿留中学(あるちゅうがく)に転校してきた。「様々な宗教が教えを問い、宗教が浸透したにも関わらず、信仰の中身がうまく伝わらなかったため、神様・仏様・キリスト様から力を受けて誕生した」「名前の由来は作者が以前、冷やし中華にラッキョウ入れて食うとうまかったからじゃ」。と語る。楽の思想を多くの人に伝え、世界一の大宗教にするのが目的だが、布教より私利私欲に走ったり、意味不明のギャグを演ずる事も多い。前述した第4話の再紹介では「アホではないかという説もある」。脳天に毛筆状の頭髪が垂直または二股に生えているが、リアクションに応じて、クエスチョンマークやとぐろ巻きウンコのように変化する。 野上 俊介(のがみ しゅんすけ) 楽狂と共に第1話から最終回まで皆勤で出演した唯一のキャラ。やや不良ぶった所があり、人生と身の回りに不安を感じて入信。しかし楽狂に対する不信感は最終回まで絶える事はなく、楽狂のアホ行為に対するツッコミは大体彼が行う。小さな眼鏡は第4話まで四角い透明、第5話から黒いサングラスに変わっている。『東大』に同姓同名の別人が登場するが、これは小林の知り合いの東大生からネーミングされたためで、#実在の関係者も参照。 石松 由多(いしまつ ゆだ) 第2話で阿留中に転校してきた。当初大きなマスクをしていたが、これは鼻の穴がワニのように巨大で不細工な事にコンプレックスを持っていたため。その悩みを振り払うために入信したが、鼻を楽狂にからかわれる事も多い。入信後は最も熱心な楽教徒となり、信者No.1の座は野上から彼に移る。その反面移り気な所があり、あっさり裏切ってしまう事も。少人数で行動する場合も、楽狂・野上・由多の3人組が多い。ボクシング部の部長で実力もあるが、観客たちに鼻をからかわれ、入信前は負けてばかりだった。体力があるという理由で、楽狂の強引な布教活動に肉体面で協力することもあるが、後の小林の造語を借りれば「純情まっすぐ君」なので、楽狂のアホ行為の捨て石になるばかり。第11話では弟、最終回では母も登場している。ネーミングはガッツ石松とユダ。 越 為夫(こえ ためお) 第3話から登場。暴力団・越組の組長の息子で、野上たちと比べ小柄な体に、カッパのような髪型と脳天ハゲが特徴。バーで野上が因縁をつけトラブルになった際、ヤクザの世界に虚しさを感じて入信。越組の連中も布教活動に駆り出される事があり、『東大』にもゲスト出演している。涙子まで入れた5人の楽教徒のうち、頭数が必要な話に出てくるだけの活躍が多く、キャラが描ききれない場合は留守番役などで外される事も多い。ネーミングは肥溜めから。 悲劇 涙子(ひげき るいこ) 第6話から登場。なかなかの美女だが、口から吸った息が大きな屁として出る「空気嚥下(えんげ)症」という架空の病気にかかっており、悩みを克服するため初の女性信者として入信。屁は肝心な所で出てしまったり、誰かがギャグをした時にリアクションとして出るほか、(悩みという割には自ら積極的に)強力な気圧と臭いを武器として使う事もある。またウイスキーボンボンを飲んだだけで未成年飲酒だと懺悔したり、釣り銭を間違えただけで自分を強盗呼ばわりしたり、極端な悲観症でもある。由多とは相思相愛的な所がある。 本田裸 助子(ほんだら すけこ) 第16話から登場。水身自殺を図ろうとして楽狂たちが助けたが、その顔は鼻毛が伸びまくったアザラシのようなドブス女。入信したはいいが、自らを美女と思い込み、一時は涙子と三角関係になる。しかしその実態は、ある集団のスパイ。後に正式に6人目の楽教徒となる。涙子までの五人は第9話で同じクラスメートとして描かれていたが、助子は学校や職業がはっきり描かれていない。末期に登場したため出番は少なく、最終回では出演せず。
※この「楽教徒たち」の解説は、「救世主ラッキョウ」の解説の一部です。
「楽教徒たち」を含む「救世主ラッキョウ」の記事については、「救世主ラッキョウ」の概要を参照ください。
- 楽教徒たちのページへのリンク