松嵐学園外の人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 03:37 UTC 版)
「アポカリプスの砦」の記事における「松嵐学園外の人物」の解説
陸上自衛隊駐屯地にいた男 中年の自衛隊員の男性。前田と岩倉が出会った。作中で初となる、学園の外の生き残りである。これを受けて前田は、他にも生き残りがいるかもしれない、という仮説を立てていた。学園に持ち帰るための武器庫へと案内をして貰うことになったが、その行動は今一つ煮え切らず、そうこうしているうちに突然現れた犬型ゾンビに首を噛まれ死亡。陸上自衛隊駐屯地のとある小屋の中には、隊員とみられる手足をもがれた生き残りも3名ほどいた。 花畑慎平(はなばた しんぺい) 陸上自衛隊駐屯地に突然現れた男。法被を羽織り、パーマがかった黒髪に手拭いのような布を頭に巻くなどラフな服装をしている。関西弁で話し、関西人らしい気さくで大らかな性格をしている。大型の装甲車の中から、閃光弾、手製のナパーム弾で笑いながら犬型ゾンビに攻撃をし前田と共に岩倉の窮地を救う。前田たちと同じく武器を得るために基地にやってきた。のちにこころよく前田たちを学園まで送り届ける約束をし、行動を共にすることになる。陸(通称:りっくん)という名の息子が1人いる。海ほたるでの決戦後は4号室のメンバーに別れを告げ、りっくんと供に知り合いを訪ねるために北上する。 笠原祐史(かさはら ゆうじ) 陸上自衛隊駐屯地に突然現れた男。黒髪。太い黒縁眼鏡をかけ、作業着のような服装をしている。関西弁で話すが花畑と比べると物静かで小柄。花畑と共に車を鉄板で覆うなどして装甲車へと改造し、出身の兵庫からやってきた。この車には『笠原煙火店』と表記されている。花畑とは付き合いが長く「シンちゃん」と呼んでいる。狂信者集団が松嵐学園へ来た際はウイルスのついた画鋲を使い、反撃のチャンスを作るなど頭がキレる。しかし、ボコールのビデオの場所を吐かない吉岡たちへの見せしめにより、狂信者集団にゾンビの群れに落とされ死亡する。死体は花畑の手で埋葬された。 坂上優子(さかがみ ゆうこ) 政府のウイルス研究所に勤める生物学者。研究所の中にいたため感染を逃れ、研究所内で仲間や夫と供にウイルスの研究をし、Mウイルス・Fウイルスの存在を発見している。研究中に夫がゾンビに襲われ、ウイルスに感染してしまう。Fウイルスに感染した夫をサンプルに研究を続けるが、Fウイルスが夫の体内から死滅しだしたため他のFウイルスの感染者を捜すために夫と供に車で研究所を出ようとしたとき女のボコールが操るゾンビの山に襲われる。振り切るために高速道路へ入り、海ほたるへ逃れる。逃れた際、木更津側のブリッジがゾンビの山の重さで落ちている。警視庁、自衛隊、海上保安庁、米軍基地、アメリカ・イギリスの大学に電話をかけたがつながらず、生存者の期待できる施設は刑務所、更生施設しかないと考え、日本中の刑務所に電話をした結果、松嵐学園へつながった。4号室のメンバーにFウイルスの感染者を捜し、海ほたる連れてきてほしいと頼んだ。海ほたるでは前田を新薬のサンプルにしようと解剖しようとしたが、一ツ兜に止められる。最終的に前田の姿をしたボコールから新薬を作ることに成功し、その功績からノーベル賞を受賞する。フルネームは最終話で判明し、単行本8、9、10巻のキャラクター紹介では「坂上博士」と表記されている。
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