材料別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 21:16 UTC 版)
ばねの復元力を生み出す材料には様々なものがある。原理的には、弾性を持つ材料全てがばねの材料となりえる。材料で分類すると金属ばねと非金属ばねに大きく分けられ、一例として以下のように分類される。 金属ばね鉄鋼ばね(炭素鋼、合金鋼、ステンレス鋼など) 非鉄金属ばね(銅合金、ニッケル合金、チタン合金など) 非金属ばね高分子材ばね(天然ゴム、プラスチック、繊維強化材など) 無機材ばね(セラミックス) 流体ばね(空気、不活性ガスなど)
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材料別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 10:15 UTC 版)
主要構成部材の材料により、以下のような種類がある。鋼橋やコンクリート橋などは、昭和30年代頃から「永久橋」と呼ばれた。 鋼橋 - 上部構造に鋼を用いた橋。鋼は比強度が高く、弾力性に富む。発錆を防止するため塗装が必要。 鉄橋 - 上部構造に鉄を用いた橋。現在では厳密にいう鉄を用いた橋は少ないが、鋼橋を指していうことが多い。鉄道橋と混同されることもある。 コンクリート橋 - 橋の上部構造がコンクリート製の橋。コンクリートは圧縮強度に比べて引張強度がおよそ 1/10 と低いため、引張応力を鋼材で負担する鉄筋コンクリートや、PC鋼材によりあらかじめ圧縮力を与え引張応力を打ち消すプレストレスト・コンクリート(PC)を用いる。近年のコンクリート橋はアーチ橋やごく小規模なものを除き、ほとんどがPC橋である。鉄筋コンクリート橋(RC橋) PC (Prestressed Concrete) 橋 PPC (Partialy Prestresssed Concrete) 橋 - PC橋のうち、ある程度の引張応力を許容する構造の橋。 PRC(プレストレスト鉄筋コンクリート)橋 - PPC橋のうち、ある程度のひび割れの発生を許容する構造の橋。日本において用いられる区分である。 竹筋コンクリート橋(BRC橋) - 鉄筋の代わりに竹を用いた橋。竹材資源の豊富な東南アジア地域で見られるほか、鋼材が不足していた戦時中の日本でも架けられている。 木橋 - 木を用いた橋。橋の材料として古来から用いられており、現在でも人道橋など荷重強度が小さな橋を中心に架設例がある。特に1990年代以降は、従来の無垢材に加えて集成材の利用が進み、以前の伝統的木橋と区別して「近代木橋」と呼ばれることもある。このほか、鉄筋コンクリートや鋼材、繊維強化プラスチックなどとの複合橋も架設されている。橋梁形式としては、桁橋、トラス橋、アーチ橋を中心に各種の形式がある。 土橋 - 木橋の橋面を丸太で作り、上を土でならした橋。簡素である。 氷橋 - 「すがばし」と読む。北海道開拓の初期から第二次世界大戦後にかけて見られた。凍結した川に丸太や枝などを敷いて雪を載せ、水をかけて凍らせる氷でできた橋。穂別町の例では、丸太を積載した馬橇が通行できる大型の橋も存在した。 石橋 - 石材を用いた橋の総称。石材は引張力に対して弱い一方で、圧縮力に対して強いため、主にアーチ橋で用いられる。 複合橋 - 異種材料や異種部材による合成構造あるいは混合構造を用いた橋。一般には、鋼部材とコンクリート部材を組み合わせた上部形式を指す。合成構造 - 古くから、床版を鉄筋コンクリート、主桁を鋼桁とした合成桁橋が古くから用いられてきたが、構造形式としてきわめて一般的であり、合成構造には含めないことが多い。近年の形式としては、鋼合成桁橋 - PC床版と鋼桁を組み合わせた橋 波形鋼板ウェブ橋 - PC箱桁橋のウェブ部材に波形上に加工した鋼板を用いる橋 鋼複合トラス橋 - 上床版・下床版をコンクリートとし、鋼部材による斜材を組み合わせたトラス橋 混合構造としては、多径間の一部が鋼桁、他がコンクリート桁からなる橋などがある。鋼、コンクリート、木、石の他に炭素繊維やガラス繊維など比較的新しい材料を用いた複合橋も提案されている。
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