新世界_(映画)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 新世界_(映画)の意味・解説 

新世界 (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/17 05:05 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
新世界
Il nuovo mondo
監督 ジャン=リュック・ゴダール
脚本 ジャン=リュック・ゴダール
製作総指揮 アルフレード・ビニ
出演者 ジャン=マルク・ボリ
アレクサンドラ・スチュワルト
音楽 カルロ・ルスティケッリ
撮影 ジャン・ラビエ
編集 アニエス・ギュモ
製作会社 アルコ・フィルム
シネリッツ
ソシエテ・シネマトグラフ・リール
配給 シネリッツ
ユーロスペース
公開 1963年2月19日
1991年12月1日
2004年5月20日
上映時間 20分
製作国 イタリア
フランス
言語 イタリア語
前作 潔白 - 監督ロベルト・ロッセリーニ
次作 意志薄弱な男 - 監督ピエル・パオロ・パゾリーニ
テンプレートを表示

新世界』(伊語 Il nuovo mondo)は、1962年(昭和37年)製作、1963年(昭和38年)公開、イタリアフランス合作のオムニバス映画ロゴパグ』の一篇として、ジャン=リュック・ゴダールが監督した短篇映画である。

概要

オムニバス全体についてはロゴパグを参照。

オムニバス映画『ロゴパグ』は、ロベルト・ロッセリーニ、ジャン=リュック・ゴダール、ピエル・パオロ・パゾリーニ、ウーゴ・グレゴレッティの監督・脚本によるもので、4人の姓の頭文字からタイトルがつけられた。ゴダールは本作、『新世界』をフランスの首都パリで撮影した。パリ上空での核爆発が引き起こした世界の終焉を描いた[1]

主演のジャン=マルク・ボリは、ゴダールが育ったスイスヴォー州生まれの映画俳優で、21歳のときにアンドレ・カイヤット監督の『黒い書類』でデビューし、本作撮影当時28歳で、ロジェ・ヴァディム監督の『戦士の休息』(1962年)撮影後に本作に出演した。アレクサンドラ・スチュワルトは、カナダケベック州モントリオール生まれの女優で、20歳のとき、ヌーヴェルヴァーグの映画監督のひとりであるピエール・カスト監督の『美しい年齢』(1959年)でデビューし、ジャック・ドニオル=ヴァルクローズ監督の『唇(くち)によだれ』(1960年)、フランソワ・トリュフォー監督の『黒衣の花嫁』(1968年)等、ヌーヴェルヴァーグの映画作家の作品に出演した。

クレジットされていないが、ミシェル・ドラーユは、アルジェリアアルジェに生まれ、本作がほぼ映画デビュー作となり、『はなればなれに』(1964年)、『アルファヴィル』(1965年)に出演した後、リュック・ムレやトリュフォー、ジャック・リヴェット作品に出演をつづけた。ジャン=アンドレ・フィエスキは、本作で映画に初出演した後、短篇映画で監督デビューした『カイエ・デュ・シネマ』誌出身の映画作家である。アンドレ・S・ラバルトも、『カイエ・デュ・シネマ』誌出身の映画作家で、今日にいたるまでゴダールの盟友であり続け、1990年代にも『子どもたちはロシア風に遊ぶ』(1993年)、『JLG/自画像』(1995年)等のゴダール作品に出演している。

ストーリー

フランスの首都パリ。ある男(ジャン=マルク・ボリ)が、自分のガールフレンド(アレクサンドラ・スチュワルト)を含めた、自分の周りがなんだか変だと感じる。機械がおかしな動きをする、人々の話に論理性が欠けていたり、薬を大量に摂取してしまったりといったことなのだが。世界の変化に気づいた彼は、それをノートに克明に記録しようとする。

男の気づいた世界の変化の原因は、核爆発であった。パリ上空12万メートルで、人知れず核が爆発し、静かに地上を侵していたのであった。男の記録は世界の終焉の記録となった。

スタッフ

キャスト

ノンクレジット

関連事項

  1. ^ #外部リンク欄、シネフィルイマジカサイト内の本作の項へのリンク先の記述を参照。二重リンクを省く。

外部リンク


「新世界 (映画)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「新世界_(映画)」の関連用語

新世界_(映画)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



新世界_(映画)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの新世界 (映画) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS