TNSへのお別れとは? わかりやすく解説

TNSへのお別れ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/08/12 05:44 UTC 版)

TNSへのお別れ
Adieu au TNS
ストラスブール国立劇場
監督 ジャン=リュック・ゴダール
脚本 ジャン=リュック・ゴダール
製作総指揮 ジャン=リュック・ゴダール[1]
出演者 ジャン=リュック・ゴダール
撮影 ジャン=リュック・ゴダール
編集 ジャン=リュック・ゴダール
上映時間 7分
製作国 スイス
言語 フランス語
テンプレートを表示

TNSへのお別れ』(ティーエヌエスへのおわかれ、仏語 Adieu au TNS)は、1996年(平成8年)製作のジャン=リュック・ゴダール監督による短篇ビデオ映画である[1]。TNSとは、「Le Théâtre national de Strasbourg」の略称による通称で、ストラスブール国立劇場のことである。

概要

ストラスブール国立劇場は、1968年10月に演出家俳優のユベール・ジニューと、小説家で当時シャルル・ド・ゴール政権の文化大臣だったアンドレ・マルローが設立したものである。

1995年8月 - 12月にゴダールが撮影した『フォーエヴァー・モーツアルト』が翌1996年に完成、同作のワールド・プレミア上映が同年6月14日サラエヴォで行なわれた[1]が、その前にストラスブールで先行上映されている[2]。同作で「女優」役で出演したベランジェール・アローがTNSのカリキュラムに参加していたことで実現した先行上映だったが、アローとゴダールの関係が終焉したことが、本作を製作する動機となった[2]。ゴダール自身がビデオカメラを回した、非常にパーソナルな作品である。

2006年4月24日 - 8月14日、フランス・パリのポンピドゥー・センターで行なわれた140本にものぼるゴダールの大回顧上映では、本作は上映されなかった[3]

スタッフ

関連事項

  1. ^ a b c d Roberto Chiesi, Jean-Luc Godard, Roma : Gremese, ISBN 88-8440-259-X, p.114.
  2. ^ a b Glenn Kenny, Some Came Running, Jean-Luc Godard, Robert Brasillach, and Anti-Semitism: Some observations, June 24, 2008.
  3. ^ ポンピドゥー・センター公式サイト内の上映情報記事「Jean-Luc Godard」(2006年4月24日 - 8月14日)の記述を参照。

外部リンク

  • TNS - ストラスブール国立劇場公式サイト




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「TNSへのお別れ」の関連用語

TNSへのお別れのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



TNSへのお別れのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのTNSへのお別れ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS