フランス映画の2×50年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/08/12 05:45 UTC 版)
フランス映画の2×50年 | |
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Deux fois cinquante ans de cinéma français | |
監督 | ジャン=リュック・ゴダール アンヌ=マリー・ミエヴィル |
製作総指揮 | ボブ・ラスト |
出演者 | ジャン=リュック・ゴダール ドミニク・ジャケ ミシェル・ピコリ セシル・レゲール |
編集 | ジャン=リュック・ゴダール アンヌ=マリー・ミエヴィル |
製作会社 | 英国映画協会 ラ・セット=アルテ ペリフェリア ヴェガ・フィルム |
公開 | 1995年 |
上映時間 | 51分 |
製作国 | ![]() ![]() ![]() |
言語 | フランス語 |
前作 | 芸術の幼年期 |
次作 | JLG/自画像 |
『フランス映画の2×50年』(ふらんすえいがのにかけるごじゅうねん、仏語 Deux fois cinquante ans de cinéma français)は、ジャン=リュック・ゴダールとアンヌ=マリー・ミエヴィルの共同監督による1995年(平成7年)製作、フランス・イギリス・スイス合作によるドキュメンタリー映画である。
概要
タイトルが示すように、本作は、フランス映画の最初の1世紀とかかわろうとし、あるいはほとんど召喚しようとするドキュメンタリー映画である[1]。
第1部では、少々寒くて時代遅れな高級ホテルで、ゴダールが自らを演出し、映画(シネマトグラフ)の最初の世紀をめぐる記念を組織しようとする協会の会長とともに、壊れたバトンについての会話をする。あるいはシネマトグラフの商業化について[1]。
第2部では、協会長が、そのホテルのさまざまな人物と出会い、彼らに対して、むなしく映画史について質問する。協会長は映画史が失われたこと、ボーイも給仕もだれも文化的な教養を欠いていることを激しく問いただす[1]。
第3部と最終部では、作家たちがシネマトグラフ理論についてのさまざまな重要な作品を提示し、モンタージュが進むにつれて、『ゴダールの映画史』に非常に近づいていく。いくつかの写真が、字幕が示すロベール・ブレッソンらシネアストや作家の引用と調和的に融合していく[1]。
スタイル的にも、ヴィジュアル的にも、テーマ論的にも、『ゴダールの映画史』につながるダイレクトな直線で描かれた本作は、さらに明快なナレーションでユーモアを欠くことないが、視覚的かつ引用的な大叙事詩の比肩しうるものなき叙情性と詩的さには及ぶことはない[1]。
註
外部リンク
- Deux fois cinquante ans de cinéma français - インターネット・ムービー・データベース(英語)
- Deux fois cinquante ans de cinéma français - Allrovi(英語)
固有名詞の分類
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