文章読本
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『文章読本』(ぶんしょうどくほん)は、小説家が読者向けに文章の書き方、読み方を分かりやすく記した文章講座の随筆集。1934年に谷崎潤一郎がこのタイトルで刊行したことからはじまり、多くの作家が同じタイトルを踏襲した文章講座をそれぞれ出版し、20世紀日本文学のひとつの形をつくっている。本項ではおもに谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫の『文章読本』について述べる。
注釈
出典
- ^ 「主要書誌目録」(アルバム谷崎 1985, p. 111)
- ^ a b c d 川端香男里「解説」(川端読本 2007, pp. 201–208)
- ^ “文豪・谷崎潤一郎は新聞をこう読んでいた!! 〜昭和30年代の随筆から〜|コトバのゲンバ(中日新聞校閲部)|note” (日本語). note(ノート). 2023年2月11日閲覧。
- ^ 川端香男里「作品年表――昭和24年-昭和25年」(雑纂2 1983, pp. 546–551)
- ^ 川端康成「まへがき」(『新文章読本』あかね書房、1950年11月10日)。評論5 1982, pp. 623–624に所収。川端読本 2007, pp. 7–8に再録
- ^ a b 「後記」(向井読本 1988, p. 258)
- ^ 丸谷読本 1995, p. 9
- ^ 井上隆史「作品目録――昭和34年」(42巻 2005, pp. 419–422)
- ^ 山中剛史「著書目録――目次」(42巻 2005, pp. 540–561)
- ^ 「第一章 この文章読本の目的」(三島読本 2001, pp. 7–13)。31巻 2003, pp. 15–19に所収
- ^ a b 野口武彦「解説」(三島読本 2001, pp. 229–236)
文章読本
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近代以降、日本語で散文を書くための教科書、散文についての随筆として「文章読本」と呼ばれるものが多く書かれた。多くは作家・文芸評論家などの文学者によるもので、「優れた文学者が基本的な文章作法から小説の技法までを教える」というスタイルの啓蒙書とも言える。レポートの書き方など文章執筆のノウハウ本は、その後も数多く出版され続けている。 谷崎潤一郎『文章読本』 菊池寛『文章読本』 三島由紀夫 『文章読本』 丸谷才一 『文章読本』 川端康成 『文章読本』 吉行淳之介 『文章読本』 向井敏『文章読本』 中条省平『文章読本』 井上ひさし 『自家製 文章読本』
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