廷臣・その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 15:25 UTC 版)
年羹堯 演 - 孫寧 華妃の兄。 戦功により、皇帝の信任を得るが次第に傲慢な態度を取る様になり、ついには周囲から告発されてしまい、皇帝の兄弟である敦親王と共に、粛清の対象に。 敦親王から送られた密書に書かれていた、皇位を奪うように頼んでいた内容が皇帝の逆鱗に触れてしまい、ついに将軍から門番へと降格処分を受ける。その後、自害を命じられ、この事が華妃及び実家である年一族の没落への発端に。 隆科多 演 - 張毅 皇帝の嫡母の弟、皇太后の幼馴染であり愛し合っていた。 長年の功臣だったが、やがて粛清の対象になる。その事を知った皇太后は、密かに面会するが、実は数十年前の宮女選びの件で彼女から恨まれていた。 皇太后から差し入れとしてふるまわれた酒に毒を盛られ、毒殺された。 甄遠道 演 - 沈保平 甄嬛の父。 娘を宮廷に上げるが、後に瓜爾佳氏の罠に嵌り、一時は失脚する。流刑地で病に倒れ、放免後は都で療養生活を送る。 甄嬛の回宮後。復帰し、娘達と再会。皇帝から「典儀」の地位を賜る。 瓜爾佳鄂敏 演 - 馬維福 祺貴人の父。 甄嬛の父・遠道と共に、年将軍粛清に携わっていた。後に年氏を称える書物の件で、遠道を失脚させ罪人に追い落とす。甄嬛回宮後「後宮裁判事件」で娘が冷宮送りとなった後、自らも失脚。 その後。牢獄に入れられ自害。顎敏の死後、一族の成年男子は死罪・女子は使用人に落とすなどの過酷な刑罰を処された。 安比槐 演 - 安陵容の父。 長年、県の次官を勤めていたが現在は府の地府(地方(府)の最高長官。現在でいえば都道府県知事。)を勤めている。元々は香料を扱う商人の出身。そのため、娘の陵容も香を扱う事に長けている。 瓜爾佳氏の失脚と同時期、自身が80万両もの銀子を着服していたことが発覚。皇帝の怒りを買い、罷免・投獄された。 陵容の懐妊・昇格で恩赦を賜り、故郷で隠居させてもらえる事になったが、陵容が自身の宮に監禁され恩赦を取り消された後。処刑された。 張廷玉 演 - 王彪 皇帝の重臣。 長年、雍正帝に仕える重臣。政務で皇帝を支えるが、物語終盤の皇位継承問題で、第六皇子を皇太子に就ける事に反対。 貴妃が一時廃妃となり、甘露寺にいた事を持ち出し「幼帝の後ろ盾となり、朝廷を我が物にするのは必至でしょう」と訴え、「皇太后の器ではない」と述べた。 夏刈 演 - 孫渤洋 皇帝の密偵 皇帝に仕える密偵。「粘竿処・血滴子(けってきし)」(皇帝の命で、主に密偵や暗殺を行う機密機関)の一員。 物語終盤、雍正帝の命で果郡王が宛てた手紙を押収し、手紙に貴妃への事伝てが記してあったことから、貴妃が果郡王の暗殺を命じられるきっかけに。 その後、第六皇子の血液検査を再度行うよう命じられ、貴妃の留守中。第六皇子と公主の宮へ忍び込み、第六皇子の血液を採取。たまたま通りかかった寧嬪に目撃されその直後小允子に殺害された。 摩格 演 - 李泓瑞 ジュンガル部の新ハーン(国主)。 熹貴妃が甘露寺にいた頃、果郡王と共に助けたジュンガル部(現在の蒙古方面)の男。彼女に興味を抱くが手当てを受けた後、立ち去った。彼女が回宮してから数年後。新たなハーン(国主)として即位し、雍正帝に謁見。 歓迎の宴席で自国にて作らせた玉石の輪飾りを贈り、皇帝が「輪を外した者には褒美を与える」と廷臣などに外させるが、誰も外す事が出来ず、機転を利かせた貴妃が朧月に割らせ、気分を害した。 貴妃が中座してすぐ、甘露寺にいた頃、果郡王と恋仲だった事をほのめかし、貴妃に接近。宴の後。皇帝に「熹貴妃を嫁がせれば、兵を引き上げる」と交換条件を提示。その事が原因で、貴妃は果郡王との仲を疑われる事に。
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