平成の大合併を巡る経緯
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2003年(平成15年)12月 - 議員提出(6人)の青森市との合併の是非を問う住民投票条例案否決(1回目)。賛成7人、反対12人。 2004年(平成16年)5月17日 - 臨時議会 住民の署名活動による直接請求の住民投票条例案否決(2回目)。賛成6人、反対13人。 8月15日 - 青森市との合併を推進してきた加藤新吉浪岡町長に対するリコールの署名収集開始。 10月9日 - 町選管は有効署名を7112人分と告示。(リコールに必要な有権者数5743人) 10月13日 - 青森市・浪岡町合併協定調印式。 10月17日 - 町長がリコール署名に異議申し立てをしたため再審査。 無効署名申し立て数2,592人分。 10月26日 - 青森市・浪岡町両議会で合併議案可決。浪岡町議会は賛成12人、反対6人。 10月27日 - 両市町長連名で県知事に合併申請。 10月30日 - 町選管は有効署名を7072人分と告示、加藤新吉浪岡町長に対するリコールの本請求。 12月6日 - リコール投票告示。 12月16日 - 合併特例法で規定されている告示が浪岡町では行われないまま青森県議会が青森市との合併を議決。 12月26日 - 住民投票によって加藤新吉町長のリコールが成立。 2005年(平成17年)1月5日 - 住民投票を求める会が総務省を訪れ、青森市との合併に関する『官報』告示は出直し町長選後に行うよう要請したが、総務省側は「県知事が処分した案件なので官報に出す」と表明。 1月18日 - この日付けの官報に掲載された平成17年総務省告示第62号により、同年4月1日に青森市と合併することが確定した。 2月13日 - 町長選挙で、合併に反対する候補・古村一雄が当選。 2月18日 - 第1回臨時議会 議員発議による住民投票条例案否決(3回目)。 3月4日 - 第2回臨時議会 古村町長が提案した住民投票条例案否決(4回目)、町長信任動議可決。 3月6日 - 町長解職投票をめぐる買収容疑で合併推進派町議2人を逮捕。 3月12日 - 合併推進派町議がさらに1人逮捕(逮捕者は計3人となる)。 3月16日 - 3月定例議会最終日に住民投票条例案否決(5回目)、賛成8 反対8 議長裁決で否決。 3月18日 - 古村町長が定例議会閉会後に、住民投票条例制定を専決処分。 3月23日 - 合併推進派町議さらに2人逮捕(逮捕者は計5人となる)。 3月27日 - 青森市との合併の是非を問う浪岡町の住民投票が実施され、合併反対が6845票で、合併賛成の1097票を大きく上回る。 4月1日 - 青森市と合併(新設合併)。 4月5日 - 合併推進派旧浪岡町議さらに3人逮捕(逮捕者は計8人となる)。 4月27日 - 買収容疑で合併推進派・加藤新吉元浪岡町長逮捕。 6月11日 - 加藤新吉元浪岡町長が町長当時の同町消防職員の採用に絡む収賄の疑いで再逮捕。 7月21日 - 公共工事を巡る贈収賄事件で加藤元浪岡町長と合併推進派旧浪岡町議がさらに1人逮捕(加藤新吉の逮捕は3回目、合併推進派議員の逮捕は計9人となる)。 9月16日 - 加藤元町長が、合併議決後に合併特例法で規定されている告示行為をしなかった問題に対し、「住民投票を求める会 - ウェイバックマシン(2010年7月24日アーカイブ分)」の海老名徳太郎代表ら139人が住民監査請求。 10月14日 - 住民監査請求について棄却。 11月13日 - 浪岡地区の住民団体「住民投票を求める会」の84人が告示の欠落問題で青森市長を提訴。 2006年7月14日 - 青森地方裁判所は「告示は在任特例の要件とは言えないとして在任特例協議の効力は有効」との判断を示し、原告の請求棄却。 11月21日 - 仙台高等裁判所も請求を棄却。 2007年4月19日 - 最高裁判所が上告不受理。
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