嶋野組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 14:12 UTC 版)
『1』に登場した武闘派の組。近江連合との繋がりが多く、組長の嶋野を筆頭に関西弁を話す組員が多い。堂島組出身で26年前の真拳派潰しの功績から直系に昇格したが、後に嶋野の死で組長不在となったために構成員は錦山組に吸収された。 嶋野 太(しまの ふとし) 声 - 楠見尚己 身長195cm、体重149kg 東城会直系嶋野組組長。巨漢で、頭を綺麗に剃り、桜と虎の刺青を背負う。豪快にして残忍な性格である一方、相手の心理を読んで傍目には無意味に思える一手を打った策略を巡らせる狡猾な面を持つ。また、みかじめ料の徴収に失敗した部下の指をケジメとして剃刀で切り落とすなど部下への制裁は容赦無く行い、強固な武闘派らしく力で組を纏め上げている。その一方で、東城会の跡目争いでは蛇華の総統であるラウ・カーロンとも繋がっていながらも100億が手に入った場合は自身が50でラウに30、寺田に20を授けるつもりと語るなど金にがめつい一面もあり、故にラウからはケチな男だと批判されていた。戦闘では『1』では巨体を生かした上での力任せの攻撃、最終決戦では刀を用いた大振りの攻撃の他、走行車に投げ飛ばすといった技も使用し、『極』ではカツアゲ君に似た格闘スタイルと冴島に似た剣術で戦う。桐生の出所後は世良の葬儀会場に出席し、たまたま風間が負傷した時に鉢合い、風間を撃ったのを桐生と思い込んで彼を殺そうと襲い掛かるも敗北した。その後は遥を誘拐するために芝浦に組員を連れて船を襲撃した際に桐生達と逢う。風間組の組員との激戦に敗れた後、最後の足掻きとして近くに落ちていた手榴弾を遥と風間に投げたところで寺田に射殺される。 『2』や『4』では回想にのみ登場し、『2』では26年前に前述の通りに真拳派潰しを堂島宗兵に指示されて風間と共に真拳派を壊滅させ、『4』では25年前の冴島の回想で環境問題に注目していた事が語られる。 『0』では組の意向に反発した真島を代紋違いの兄弟分である佐川に預けた上で監禁生活を強いた一方で、近江連合へカラの一坪を売り渡す事で共に神室町を支配して関東へ進出する近江連合をバックに東城会会長の座に就こうとしていたが、後にその過程でマキムラマコトの殺害を佐川と真島に依頼する。その後、神室町にやって来た真島と佐川に対してマコトと真島を恋愛関係に発展させるよう促してカラの一坪をマコトから売らせようとしたことやマコトを泳がせて風間組と繋がっているメンツを炙り出そうとしたこと、当時から風間新太郎を会長の座を巡っての敵と認識していたことを伺わせたが、後に世良がカラの一坪を手に入れたことで世良から真島に「近江連合と繋がっている裏切り者にケジメをつけさせろ」という実質的な嶋野殺害命令が下る。その後は真島から裏切り者でないことの身の潔白の証明を要求されたために、カラの一坪はもう手に入らず近江連合との繋がりが自身の身を危うくするだけだと理解すると、東京進出の段取りの打ち合わせをする会席の場で計画を知る近江連合の本部長を殺害してその「答え」を出し、裏切りを闇に葬ってカラの一坪も近江連合も自分には関係ない事だと世良へ伝えるように頼み、真島の成長を認めた上で組に復帰させる。 『極』では桐生が刑務所に収監された後に錦山に接触し、彼に対して桐生の話題を出した上で堅気になるよう唆す。 『ONLINE』では過去のエピソードで登場し、1990年に嶋野組若頭補佐の伊藤が殺されたことから当時シマ争いで揉めていた吉田組に組員を引き連れて乗り込み、打ち倒す。その後、伊藤を殺したのは嶋野組組員の佐々岡ということが判明し、佐々岡を穴蔵へと送った。 浅野(あさの) サブストーリーに登場した嶋野組構成員で、ヤクザ狩り組織「ギャング・バスターズ」の元締め。戦闘では『1』ではボクシング、『極』ではムエタイで戦う。自身の金欠と嶋野組の利益を目的に、ギャングバスターズを操って同業者を潰していたが、チームリーダーが桐生に倒された後で自らも叩きのめされた。その際、口止めを含めた慰謝料を桐生に手渡した。
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