小倉発電所
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小倉発電所(こくらはつでんしょ)は、かつて福岡県北九州市小倉北区東港(旧・小倉市)に存在した火力発電所(石炭火力発電所)である。1931年(昭和6年)より1963年(昭和38年)にかけて運転された。
- ^ a b c d 『躍進九軌の回顧』90-95頁
- ^ a b c d e 『九州地方電気事業史』295-296頁
- ^ 『西日本鉄道百年史』80-81頁
- ^ 『西日本鉄道百年史』131-133頁
- ^ 「電力管理法」『官報』第3375号、1938年4月6日付。NDLJP:2959865/1
- ^ 「電力管理法施行令」『官報』第3480号、1938年8月9日付。NDLJP:2959971/2
- ^ 「日本発送電株式会社法第五条の規定に依る出資に関する公告」『官報』第3482号、1938年8月11日付。NDLJP:2959973/21
- ^ a b c 『日本発送電社史』技術編194-196頁
- ^ a b c d 『日本発送電社史』技術編123-124頁
- ^ 『日本発送電社史』技術編341頁
- ^ 『九州地方電気事業史』782頁
- ^ a b 『九州地方電気事業史』401-404頁
- ^ a b c 『日本発送電社史』技術編200-202頁
- ^ 『九州地方電気事業史』432-433頁
- ^ a b c 『九州地方電気事業史』514-516頁
- ^ 『九州電力四十年史』456頁(年表)
- ^ 『電気事業要覧』第36回設備編362-363頁
- ^ 『日本発送電社史』技術編巻末附録37頁
- 1 小倉発電所とは
- 2 小倉発電所の概要
- 3 沿革
- 4 設備構成
- 5 脚注
小倉発電所
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「小倉発電所」も参照 小倉発電所は、大門発電所に続く第2の火力発電所として1929年(昭和4年)5月着工、1931年(昭和6年)11月より運転を開始した。完成とともに従来「小倉発電所」を名乗っていた鋳物師町の発電所が「小倉第二発電所」に改称し、小倉発電所は「小倉第一発電所」と称したが、後に第二発電所は単に「小倉発電所」となり、「小倉第二発電所」は前述の通り「大門発電所」とされた。 所在地は九州電気軌道(後に九州土地興業)が埋立て事業を行っていた埋立地の一角で、小倉市東港町(現・小倉北区東港町)。2万7,000キロワットの大容量発電機2台(1・2号機)のほか石炭運搬貯蔵装置、不良炭や粗悪炭を利用する微粉炭燃焼装置、自動燃焼装置、燃焼灰処理装置など最新鋭の装置を備えた高性能発電所で、低コスト発電が目指された。1937年末時点での出力は最大5万4,000キロワット(常時5万キロワット、所内用4,000キロワット)。1939年(昭和14年)1月には、発電機スラスト軸受の焼損事故が頻発したことから予備出力を確保するため2万7,000キロワットの3号発電機が増設されている。 大門発電所と同様1939年4月に日本発送電へ出資された。日本発送電時代の1943年(昭和18年)3月にボイラー増設工事が竣工し、出力が5万4,000キロワットから8万1,000キロワットに増強されている。1951年5月に九州電力へ引き継がれ、1963年(昭和38年)11月に廃止された。
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