塚原ダム
名称: | 塚原ダム |
ふりがな: | つかはらだむ |
登録番号: | 45 - 0025 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 基 |
構造: | 重力式コンクリート造堰堤、堤長215m、堤高87m |
時代区分: | 昭和前 |
年代: | 昭和13 |
代表都道府県: | 宮崎県 |
所在地: | 宮崎県東臼杵郡美郷町西郷区山三箇字野々尾~諸塚村大字七ツ山字谷口 |
登録基準: | 国土の歴史的景観に寄与しているもの |
備考(調査): | 日本の近代土木遺産 |
施工者: | |
解説文: | 耳川中流域に建設された水力発電用堰堤。堤体中央部に8門のテンターゲートを配し,天端にはバトルメント付きの小塔を設ける。昭和前期の最新コンクリート技術を結集し,我国最大高87mを実現したコンクリートダム。山本格設計,吉田徳次郎指導,間組施工。 |
土木構造物: | 半田山配水地三号配水池 半田山配水地二号配水池 呉市水道局三永水源地堰堤 塚原ダム 奥津発電所オロ谷川取水堰堤 奥津発電所一号水路橋 奥津発電所一号蓋渠 |
塚原ダム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/21 06:05 UTC 版)
塚原ダム | |
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所在地 | 宮崎県東臼杵郡諸塚村 |
位置 | |
河川 | 耳川水系 耳川 |
ダム諸元 | |
ダム型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 87m m |
堤頂長 | 215m m |
総貯水容量 | 34,326,000㎡ m³ |
着手年/竣工年 | 1931年/1938年 |
塚原ダム(つかばるダム)は、宮崎県東臼杵郡諸塚村に建設された重力式コンクリートダム。
概要
1931年着工、1938年完成。第二次世界大戦前に作られた日本のダムではもっとも高く[1]、日本初の近代的な機械化施工で造られた。コンクリート打設は当時最新式のバイブレーターを採用し、硬化時の発熱量を低減する中庸熱セメントの使用などコンクリートの品質向上や施工の合理化が図られた。ダムの天端などに凹凸高欄を施しており、西洋の城壁や万里の長城を意識したともいわれる[1][2]。
文化庁の登録有形文化財、経済産業省の近代化産業遺産に選ばれている。
ダムの右岸には、建設中の殉職者44名を慰める慰霊碑が建立されている。慰霊碑を手掛けたのは、大分県臼杵市出身の彫刻家日名子実三である。
脚注
- ^ a b 塚原ダム [宮崎県](つかばる)ダム便覧
- ^ 塚原ダム ( つかばるだむ )宮崎県 教育委員会 文化財課
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