電源周波数についてとは? わかりやすく解説

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電源周波数について

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 16:11 UTC 版)

九州水力電気」の記事における「電源周波数について」の解説

北九州先行して開業した九州電気軌道小倉市大門火力発電所建設した際、電力周波数50ヘルツ三相交流)が採用された。50ヘルツ選択され理由明らかでないが、続いて九州水力電気女子発電所建設する際、当時九州では60ヘルツ採用する事業者多かった九州電灯鉄道熊本熊本電気など)にもかかわらず北九州送電するという理由九州電気軌道と同じ50ヘルツ選択した当時取締役大田黒重五郎によると、50ヘルツ採用技術顧問の岸敬二郎提言であるという。九州電気軌道九州水力電気両社採用したことで北九州・筑豊地方には50ヘルツ電力圏が形成された。さらに九州水力電気大分県での事業統合進めたことから大分方面でも60ヘルツから50ヘルツへの転換進行し1929年昭和4年1月50ヘルツ統一完了した。ただし九州水力電気の全発電所50ヘルツ採用したわけではなく石井南畑・洗玉の3発電所筑後電気発電所60ヘルツ運転であったほか、女子畑・湯山三芳小国杖立・黒淵の6発電所5060ヘルツ双方対応していた。 こうして形成され50ヘルツ電力圏はその後長く残存し電力運用面での障害となった。そのため周波数統一への機運高まり太平洋戦争終戦後1947年昭和22年)に北九州地区周波数転換部分的に施工され次いで1949年昭和24年)からは九州全体対象大規模な転換工事第1期周波数統一工事)が始まった九州水力電気関連するところでは、駅館川大分川大野川水系発電所1951年昭和26年)に60ヘルツ運転へ転換された。 1951年九州電力発足後には「第2期周波数統一工事」が始まり1960年昭和35年をもって九州自家用設備を除く周波数統一完了したこの間大分川水系発電所残部)と女子発電所はじめとする筑後川水系発電所工事対象となり、1954年昭和29年)から1960年にかけて順次60ヘルツ運転へ転換された。なお鯰田宇ノ島火力発電所需要家側の転換進捗あわせて60ヘルツ化されることなく廃止されている。

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電源周波数について

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 13:55 UTC 版)

九州電気軌道」の記事における「電源周波数について」の解説

1909年から翌年にかけて大阪電灯小倉電灯八幡電灯の3社を統合した際に引き継いだ門司小倉八幡各発電所は、発生電力周波数それぞれ異なっていた(門司125ヘルツ小倉60または100ヘルツ八幡不詳)。1911年5月発電集約すべく大門発電所建設された際、周波数50ヘルツ三相交流)が採用された。50ヘルツ選択され理由明らかでないその後九州水力電気女子発電所建設する際、当時九州では60ヘルツ採用する事業者多かった福岡市九州電灯鉄道熊本熊本電気など)にもかかわらず北九州送電するという理由同社九州電気軌道と同じ50ヘルツ選択した。このことで北九州・筑豊地方には50ヘルツ電力圏が形成された。 50ヘルツ電力圏はその後長く残存しており、九州電力圏の過半占め60ヘルツ圏への統一周波数切り替え)は太平洋戦争終戦後まで実現しなかった。九州電気軌道関連するところでは、小倉発電所2号機日本発送電時代1951年3月60ヘルツ化転工事竣工九州電力発足後1955年小倉発電所1号機続いて転換工事竣工した大門発電所60ヘルツ転換される前に廃止されている。

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