管理楽曲
専属楽曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:11 UTC 版)
専属楽曲(管理楽曲)とは、1971年(昭和46年)以前の一部の曲(いわゆる懐メロ)で、作曲家がレコード会社と専属契約し、JASRACに信託せずレコード会社各社が権利を保有している楽曲で、カラオケで配信するには個別にレコード会社の許諾と使用料の支払いが必要である。そのため、管理楽曲の演奏には専用のROMを用意するが、低料金のカラオケルームではコストの都合上導入しない所が多い。「歌本」では管理楽曲には※マークが付き、欄外に「一部店舗では演奏できません」と断りが記載されているものがあった。 なお、家庭用通信カラオケではそもそも管理楽曲の選曲自体ができないようになっているが、レーザーディスクやDVDの市販カラオケソフトを用いれば当然ながら歌唱可能である。 また、レコード会社と友好な関係を持つ第一興商が、自社の通信カラオケサービス開始まで競合するエクシングに対する楽曲開放承認を延期するよう要請したり、専属楽曲を持つレコード会社を買収し傘下に収めた後にエクシングとの楽曲開放契約を打ち切るなど、不公正な営業に用いられることがある(第一興商#専属楽曲独占使用疑惑も参照)。
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専属楽曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 16:09 UTC 版)
1971年以前(著作権法施行前)の一部の曲(いわゆる懐メロ)で、作詞家・作曲家(作家)がレコード会社と専属契約を行い創作・発売した楽曲のため、作家がレコード会社に著作権を譲渡し、レコード会社が著作権と楽曲の利用権を独占的に保有している楽曲である。老舗のレコード会社で1930年~1960年代のヒット曲(演歌・ムード歌謡)や童謡を作り上げた作曲家の多くがこれに該当する。 1971年に新著作権法が施行されてから、作家が所属するレコード会社や音楽出版社、プロダクションを通して著作権をJASRACに信託し、JASRACの管理下となっているのがほとんどである為、その楽曲の場合はJASRACに利用許諾申請と使用料を支払えば楽曲の利用が可能である。 しかし、専属楽曲は各々レコード会社に専属開放申請を行い、許諾された場合は使用料を支払わなければならない。 明確な利用目的が無かったり、インターネット上でのメロディー配信を目的とするものは許可が下りない事が多い。
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