外来語の使用とは? わかりやすく解説

外来語の使用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 05:59 UTC 版)

日本語」の記事における「外来語の使用」の解説

漢字除き他言語語彙借用することは、古代にはそれほど多くなかったこのうち梵語語彙は、多く漢語取り入れられた後に、仏教と共に日本伝えられた。「娑婆」「檀那」「曼荼羅」などがその例である。また、今日では和語扱われる「ほとけ(仏)」「かわら(瓦)」なども梵語由来であるとされる西洋語輸入され始めたのは、中世キリシタン宣教師来日した時期以降である。室町時代には、ポルトガル語から「カステラ」「コンペイトウ」「サラサ」「ジュバン」「タバコ」「バテレン」「ビロード」などの語が取り入れられた。「メリヤス」など一部スペイン語用いられた。江戸時代にも、「カッパ合羽)」「カルタ」「チョッキ」「パン」「ボタン」などのポルトガル語、「エニシダ」などのスペイン語用いられるようになったまた、江戸時代には、蘭学などの興隆とともに、「アルコール」「エレキ」「ガラス」「コーヒー」「ソーダ」「ドンタク」などのオランダ語伝えられた。 幕末から明治時代以後には、英語を中心とする外来語急増した。「ステンション(駅)」「テレガラフ(電信)」など、今日では普通使われない語で、当時一般に使われいたものもあった。坪内逍遥当世書生気質』(1885) には書生のせりふの中に我輩時計(ウオツチ)ではまだ十分(テンミニツ)位あるから、急いて行きよつたら、大丈夫ぢゃらう」「想ふに又貸とは遁辞(プレテキスト)で、七(セブン)〔=質屋〕へ典(ポウン)した歟(か)、売(セル)したに相違ない」などという英語が多く出てくる。このような語のうち、日本語として定着した語も多い。 第二次世界大戦激しくなるにつれて外来語禁止または自粛する風潮起こったが、戦後アメリカ発の外来語爆発的に多くなった。現在では、報道交通機関通信技術発達により、新し外来語瞬時に広まる状況生まれている。雑誌調査では、異なり語数外来語30%を超えるという結果出ており、現代語彙の中で欠くことのできない存在となっている(「語種参照)。

※この「外来語の使用」の解説は、「日本語」の解説の一部です。
「外来語の使用」を含む「日本語」の記事については、「日本語」の概要を参照ください。

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